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波紋広げる新会社計画 FIFA、相次ぐ反発

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サッカーW杯試合会場に表示された国際サッカー連盟(FIFA)のロゴ(AFP時事)

サッカーW杯試合会場に表示された国際サッカー連盟(FIFA)のロゴ(AFP時事)

 【ロンドン時事】国際サッカー連盟(FIFA)がこのほど発表した新会社設立の計画が、波紋を広げている。構想では、ワールドカップ(W杯)を含む主催大会の一部運営や放映権など商業的活動を行う「FIFAフォワード・エンタープライズ」を立ち上げ、経営権がない範囲の少数株式を外部投資家へ公開。評価額を200億ドル規模(約3兆2700億円)とし、得た収益を世界のサッカー界に分配することで、発展にさらに寄与できるとうたう。

AFC会長「到底受け入れられず」 FIFAの子会社計画―サッカー

 競技運営などサッカーに関するガバナンスはFIFAの絶対的な権限を維持。設立には加盟協会の過半数の支持とFIFA理事会での承認が必要だとした。英BBC放送(電子版)によると、FIFAのインファンティノ会長は全加盟211協会に書簡を送り、9月19日までに計画に同意すれば、最初の分配金2000万ドル(約32億7000万円)を受け取れると伝えた。

 かねてFIFAと対立することが多い欧州連盟(UEFA)は、利益の分配に透明性がないとして、「誰もサッカーのオーナーになり得ない」と即座に批判。書簡の動きにも反応し、「FIFAとそのお友達をもうけさせるために、これ以上私たちのスポーツが利用されることはあってはならない」と非難を強めた。

 北中米カリブ海、アジアの両大陸連盟は、事前の協議が行われず、一方的に発表した手法を疑問視。欧州を中心に各国協会の他、バーナム英首相らサッカー界以外からも反対の声が上がった。

 欧州勢がW杯をボイコットするという「脅し」は、次回2030年大会がスペイン、ポルトガル、モロッコの共催であることを考えると有効ではなさそう。BBCは、資金力の弱い小国などが賛同し、計画は承認される見通しだと伝えた。

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