時事ドットコムニュース
連載
スポーツストーリーズ
1973年3月27日。甲子園に衝撃が走った。選抜大会、作新学院―北陽の開始直後、大観衆がどよめいた。作新学院の江川卓投手のうなりを上げる豪速球に、打者のバットは空を切るばかりだ。あれから50年。江川投手と作新学院時代にバッテリーを組んだ衆院議員の亀岡(旧姓・小倉)偉民さんが時事通信のインタビューに応じ、当時を振り返った。
サッカーで、若くして日本から欧州へ渡る選手が増えている。今季も、J1鳥栖の下部組織出身のMF福井太智(18)がドイツ1部リーグの強豪バイエルン・ミュンヘン、全国高校選手権で活躍した神村学園(鹿児島)のFW福田師王(18)は同リーグのボルシアMGで挑戦を始めた。日本選手の海外移籍のあり方が変わってきている。
ロシアによるウクライナへの侵攻が始まって2月24日で1年。この間、ウクライナのスポーツ界は深刻な打撃を受け続けている。このたび、時事通信の単独インタビューに応じたウクライナ・オリンピック委員会のバディム・フトツァイト会長は、日本スポーツ界の支援に感謝するとともに、現地の惨状を訴え、ロシア選手らへの複雑な思いを明かした。
「人間機関車」の異名を取ったチェコの偉大なランナー、エミール・ザトペックの生誕100年を記念した展示会が東京都内で開かれた。ザトペックは、52年ヘルシンキ五輪で陸上男子の長距離2種目(5000メートル、1万メートル)を制し、さらにマラソンでも金メダルという「3冠」の偉業を成し遂げた。ザトペックが競技人生で大きな影響を受けた人物は、日本の名ランナーだった。
世界に誇る日本のトッププレーヤー、車いすテニス男子の国枝慎吾が現役生活に幕を下ろした。パラリンピックでシングルス、ダブルス合わせて4個の金メダルを獲得し、四大大会では単複計50勝。世界ランキング1位のまま引退を表明した。ロジャー・フェデラーが「信じられないようなキャリアだ」と、その実績をたたえた。関わりのあった人たちも、称賛とねぎらいの言葉を並べた。
女子シングルス決勝、フォアを振る早田ひな=2023年1月29日、東京体育館【時事通信社】
全日本卓球選手権(1月23~29日、東京体育館)は、早田ひな(日本生命)が女子史上4人目(5度目)の3冠を獲得した。男子は戸上隼輔(明治大)がシングルス連覇を果たし、張本智和(IMG)は5年ぶりの優勝と初の3冠を逃した。選手たちの技術や反射能力の進化に伴い、試合での対応や戦術転換も複雑かつ「瞬速」になっている。その成…
渋野日向子が故郷の岡山市で「渋野日向子杯 第1回岡山県小学生ソフトボール大会」を主催した。ゴルフのトッププロになって久しい24歳の渋野にとって、子どもの頃に打ち込んだソフトボールは「全てにおいて、自分を育ててくれた」。その恩返しをしたいという意志で、「いつかこういう大会をやりたいと思っていた」との願望を抱いていた。
ラグビー世界一の座を争う4年に1度の祭典、ワールドカップ(W杯)フランス大会は2023年9~10月に開催される。日本代表の顔、FWリーチ・マイケル(34)=BL東京=が時事通信のインタビューに応じ、目標や日本代表への思いを語った。
決勝で豊田自動織機を破って初代王座を獲得し、喜ぶビックカメラ高崎の選手たち=2022年11月13日、千葉・ZOZOマリンスタジアム【時事通信社】
女子ソフトボールの新リーグ「ニトリJDリーグ」が1季目を終えた。選手たちのプレーやファンサービスなどの取り組み、情報発信などには意欲と成果が感じられた半面、東京五輪の金メダルがあっても集客はいまひとつ。運営面でも多くの課題が見えた。
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職・談合事件は大会や五輪自体への信頼を傷つけ、札幌市が目指す2030年冬季五輪招致にも影を落としている。一連の出来事で浮き彫りになった課題や問題解決の方向性、札幌招致に対する捉え方などについて、中京大の來田享子教授に聞いた。
新着
会員限定