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日本では「寒仕込み(かんじこみ)」といって、気温の低い冬の時期にみそ作りをする伝統がある。良い材料が手に入り、雑菌が繁殖しづらいなどの理由からこの時期はみそ作りに適しているのだという。こうして風味豊かに出来上がるみそだが、みそと言えば誰しも思い浮かぶのは「みそ汁」。では、「みそ床」はご存じだろうか?
(写真はイメージです)
「引きこもり」というと、とかく不登校の子どもの問題として捉えられがちだが、近年では、引きこもりを続けて中高年に達した子の生活を高齢の親が支えるケースが、社会問題になっている。親が元気で経済的な余裕があるうちはいいが、ひとたび要介護状態になったり、経済的に困窮したり、死亡したりすれば、子どもの生活も破綻してしまう―。そんな「中高年引きこもり」を抱える家庭にとって、将来の深刻な不安を解消してくれる方法はあるのだろうか? 『お金のプロに相談してみた! 息子、娘が中高年ひきこもりでもどうにかなるって本当ですか?―親亡き後、子どもが「孤独」と「貧困」にならない生活設計』(畠中雅子著、時事通信社)から、親子が共倒れにならないための「サバイバルプラン」を紹介する。
『底辺営業マンがNFTに出会い100日で人生が変わった話』【時事通信社】
今や注目のデジタル資産として、売買が盛んになりつつある「NFT(非代替性トークン)アート」。その国内時価総額ランキングで2位(10月時点)に輝いた「CNPJ」というNFTコレクションを生み出した人物が、実はわずか半年前まで貯金389円の売れない営業マンで、NFTの知識もまったくなかったと聞くと、驚く人も多いことだろう。そんな現代のシンデレラストーリーを実現するまでの軌跡と、NFTに関する基礎知識をまとめて評判を呼んでいるコミックエッセー『底辺営業マンがNFTに出会い100日で人生が変わった話』(時事通信社)を上梓(じょうし)したうじゅうな氏に、なぜNFTクリエイターとして成功できたのか、話を聞いた。
津原泰水さん[榎本壯三撮影]【時事通信社】
少女小説や幻想小説などの作品で知られる作家の津原泰水(つはら・やすみ)さんが、10月に病気のため亡くなった。時事通信社刊『大人だって読みたい! 少女小説ガイド』に貴重なインタビューが掲載された津原さんをしのび、その功績と作品について、同書の編著者の一人である嵯峨景子さんに語ってもらった。
毎年11月10~16日は「アルコール関連問題啓発週間」。飲み過ぎや依存症など、お酒をめぐる問題への関心と理解を深めてもらうのが目的だ。今年も全国でさまざまな活動が繰り広げられる予定だが、今から3年前、こうした啓発事業から生まれ、現在もなお大きな反響を呼んでいる漫画があるのをご存じだろうか。
襲名奉告参拝の様子[成田山新勝寺提供]【時事通信社】
東京・歌舞伎座で襲名披露公演が続く十三代目市川團十郎白猿さん。公演に先立つ10月下旬、團十郎さんは子どもたちとともに成田山新勝寺(千葉県成田市)の表参道をお練りした。ご本尊の不動明王へ襲名を奉告し、親子で演舞を奉納するためだ。それにしても、團十郎さんは、なぜ折に触れて歌舞伎座から遠く離れた成田山にお参りするのだろうか―。実は300年以上も続く成田山と「團十郎」との深い縁を、『成田山新勝寺公式ガイドブック』から抜粋して紹介する。秋の一日、6万坪に上る全国有数の大寺院・成田山新勝寺で、歌舞伎ゆかりのスポットを巡りながら歴史を感じてみてはいかがだろう。
子どもたちに春の生物をランダムに記述させたもの
全国の公立小中学校へのタブレットやパソコンなどの配備が進み、文部科学省の調査によると、端末の数がついに児童・生徒の人数を上回った。今、それらの情報通信技術(ICT)を活用し、意欲ある教師たちが、かつては想像もできなかったようなエキサイティングな授業を展開しているのをご存知だろうか。
養老孟司氏(左)と宮崎徹氏(右)。鎌倉の養老邸の庭にて[榊智朗撮影]【時事通信社】
ネコやヒトを腎臓病などから救うタンパク質AIMを発見し、創薬に向けた研究を加速しているAIM医学研究所代表理事の宮崎徹氏。研究の合間を縫って鎌倉に住む恩師・養老孟司氏を訪問し、自然の不思議さ、科学研究への望み、歴史からの学びなど、専門分野にとらわれない幅広い話題をめぐって語り合った。こうして生まれた対談集『科学のカタチ』から、自然や生命に対する二人の知的好奇心が衝突・共鳴した瞬間を以下に紹介する。
連日のように報道されている「子どもへの性暴力」だが、実際に発覚するのは氷山の一角といわれている。悲惨な事例が相次ぐのを目の当たりにし、「これ以上被害者を生まないためには加害者をなくすしかない」と考えた精神科医の福井裕輝氏は、2011年に性障害専門医療センター(SOMEC)を設立、加害者治療に取り組んできた。「海外と比べて日本では対策や啓発が遅れている」と警鐘を鳴らす福井氏の著書『子どもへの性暴力は防げる!』から、性暴力を防ぐ=加害行為をなくすための方策を紹介する。
現在大学2年生の西川幹之佑さんは、注意欠陥・多動性障害、アスペルガー症候群傾向、学習障害のため、小学生の頃からトラブルを起こし続けていた。周囲になじめず、テストで点が取れないと、教室を飛び出す毎日。人に迷惑を掛けてばかりだ…と自分を肯定できず、小学3年生の頃から「死」の衝動にとらわれるようになった。
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