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4月の統一地方選で、地方議会の女性当選者の割合が初めて2割を超えるなど、女性の躍進が目立った。「政治分野のジェンダー不平等解消」を掲げ、今回の統一選で20、30代の女性ら24人を全国の地方議会に送り込んだプロジェクトがある。政党の枠組みを超え、政治家を目指す若い女性を発掘、支援する「FIFTYS PROJECT」だ。…【続きを読む】
女性の立候補者、当選者がともに過去最多となった4月の統一地方選。出産や育児を抱えながら選挙戦に臨んだ女性候補が当選し、一躍脚光を浴びた。しかし、有権者らの理解が進んでいない実態も明らかに。当選後も子育て世代特有の「壁」に直面する当事者らを追った。(時事通信政治部 古川夏月)【続きを読む】
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ5類に見直され、3年余りに及ぶ「コロナ禍」が転機を迎えた。政府と感染症専門家の間で調整役を担いつつ、情報発信を続けたのが尾身茂・政府コロナ対策分科会長だ。感染流行は続くのか。政府と専門家に溝はあったのか。危機下で望ましい政治家の姿とは。5類引き下げを…【続きを読む】
台湾総統選を来年1月に控え、米国、中国、台湾の駆け引きが活発化している。台湾の蔡英文総統(民進党)が今春訪米すると、その日程にぶつけるように野党・国民党出身の馬英九元総統が訪中。中国が台湾に軍事侵攻する台湾有事が懸念される中、日本は防衛力強化を急ぐ。米中覇権争いの最前線に位置する台湾海峡は東アジアの火薬庫なのか。複雑…【続きを読む】
自民党で約40年にわたり選挙対策を担い「選挙の神様」と呼ばれた前自民党事務局長の久米晃氏といえば、永田町では知らぬ人はいない。現在は選挙・政治アドバイザーとして活動。その発言は一目置かれている。岸田政権、古巣の自民党に思うところを語ってもらった。(時事通信政治部 大津寛子)【続きを読む】
わたしたちの代表を選ぶ選挙。日本では、18歳から自分の意思で1票を投じることができる。だが、「デジタル化や人工知能(AI)技術の進化によって、有権者の認知過程に強く働き掛け、投票行動を操作することが容易になりつつある」と指摘するのは、慶応大大学院の山本龍彦教授(46)だ。憲法学が専門の山本氏は、近年進化が著しいAI技…【続きを読む】
LGBT(性的少数者)理解増進法案の扱いが今国会の焦点の一つだ。成立すれば「『心は女だ』と言うだけで男性も女湯に入れるようになる」といった根拠不明の発言がネット上で飛び交うが、立石結夏弁護士は「明確な誤りだ」と否定する。LGBT関連の法制度に詳しい立石氏に現状や課題、性別変更の手続きなどを聞いた。(時事通信政治部 梅…【続きを読む】
2013年のインターネット選挙運動の解禁から今年で10年。政治家のSNS活用が当たり前となり、昨年の参院選ではユーチューブを駆使したガーシー前参院議員や参政党が議席を獲得するなど、一定の影響力を持つようになった。最近はスマートフォン向けのショート動画の活用が広がるなど、政治家の好みも世の中のトレンドとともに変化してい…【続きを読む】
法相の諮問機関である「法制審議会」をご存じだろうか。時々ニュースに取り上げられる通り、民法や刑法といった国の基本法の内容を方向付ける重要な役割を担っている。社会のありようや国民生活に広く及ぶテーマを扱うだけに、議論はしばしば白熱し、委員の意見は時に激しく対立する。知られざる実像を追った。(時事通信政治部 上田隆太郎)【続きを読む】
サウナブームの熱い波が国会にも押し寄せている。サウナ愛好家の国会議員が超党派の「サウナ振興議員連盟」(会長・自民党の武田良太元総務相)を立ち上げ、より多くの人がサウナを楽しめるよう、法改正を含めた規制緩和策を打ち出す方針。与野党の垣根を越えて具体策をまとめるには、文字通り調整のためにどれだけ汗をかくかが問われそうだ。(時事通信政治部・大沼秀樹)【続きを読む】