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自民党の各派閥は、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット、5月19~21 日)の前に政治資金パーティーを開催した。毎年恒例だが、今回は早ければ夏にも想定される次期衆院選に向けての態勢固めと資金確保が目的だ。統一地方選・衆参5補選を乗り切った岸田文雄政権に対し、各派は一様に支持をアピール。これを受け同党は、表向きは「総主…【続きを読む】
4月の統一地方選・衆参5補選を巡り、野党は立憲民主党が苦戦する一方、日本維新の会が大躍進し、くっきりと明暗が分かれた。 これを受け、自民党内では「次期衆院選での野党第1党争いの結果が、野党再編やその先の新たな政権枠組みづくりにも影響する」(長老)との見方が広がり、岸田文雄首相の解散戦略とも絡んで「立民VS維新」のせめ…【続きを読む】
統一地方選の後半戦と同時実施となった衆参5補選(4月23日投開票)は、自民党が4勝1敗で「勝利」し、表向きは岸田文雄首相による早期解散断行論が加速したかにみえる。しかし、選挙結果を分析すると「勝ったのは日本維新の会で、自民は実質的には敗北」(選挙アナリスト)との見方が多く、与党内には解散先送り論が広がる。【続きを読む】
岸田文雄首相がカジノを含む統合型リゾート(IR)に関する大阪府と大阪市の整備計画を認定したことが、永田町に波紋を広げている。【続きを読む】
憲法改正論議に関連した立憲民主党の小西洋之参院議員のいわゆる「サル発言」が、同党や自身への巨大ブーメランとなっている。通常国会で政治的に大問題となった放送法の解釈変更を巡る与野党攻防に大きな影響を及ぼし、野党共闘も崩壊させかねない状況だからだ。【続きを読む】
3月28日の2023年度予算成立に合わせ、永田町で強い解散風が吹き始めた。内外で評価された岸田文雄首相のウクライナ電撃訪問や、その直前の日韓首脳会談への評価などで内閣支持率が上昇したことで、与党内から「解散断行のチャンス到来」(自民党幹部)との声が噴出したからだ。ただ「火のない所に煙は立たない」(閣僚経験者)とはいう…【続きを読む】
岸田文雄首相のウクライナ電撃訪問が国内だけでなく、国際社会にも大きな波紋を広げた。日本の首相の戦地訪問は戦後初めて。政府はトップリーダーの安全確保を大前提に極秘裏に準備を進め、何とか実現にこぎ着けた。ただ、徹底した情報管理の割には、首相の隠密行動がメディアのカメラに捉えられたため、内外から危機管理を疑問視する声が相次…【続きを読む】
芸能界のスキャンダルなどを暴く「暴露系ユーチューバー」として、昨年7月の参院選で当時のNHK党(現・政治家女子48党)から比例代表で出馬し、個人で28万票余りを獲得して当選したガーシー(本名・東谷義和)参院議員が、3月15日の参院本会議で除名処分となり、議員の身分を剥奪された。【続きを読む】
「政界の壊し屋」の異名を取り、自民党を2回下野させるなど豪腕を誇った立憲民主党の小沢一郎衆院議員(80)が、政界での存在感を失いつつある。20年以上続けた「小沢政治塾」の活動休止を余儀なくされ、〝小沢王国〟と呼ばれた地元・岩手県でも支持を失ったことで、政界引退の危機に直面しているからだ。【続きを読む】
自民党の最大派閥・安倍派(96人)幹部の萩生田光一政調会長が、故安倍晋三元首相の「一周忌」をめどに同派の新会長を選出すべきだとの考えを示したことが、党内に複雑な波紋を広げている。永田町では「萩生田氏が『ポスト安倍』に名乗りを上げる意向を固めた」(自民長老)と受け止められているが、「集団指導体制で維持されてきた派内均衡…【続きを読む】