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【2022年冬季オリンピック】北京五輪のスピードスケートで日本女子に連覇の期待が懸かる団体追い抜き。勝敗を分けるポイントの一つが、先頭交代だ。先頭は空気抵抗を一身に受けるため体力の消耗が激しい一方で、交代を繰り返せばタイムロスに直結する。近年は先頭交代をしない戦法も選択肢になった。いかに効率よく勝ち上がるか、各国・地…【続きを読む】
【2022年冬季オリンピック】山の変わりやすい天候の中で行われるスキージャンプは、条件の「当たり外れ」が大きい競技だ。向かい風であればより浮力を得られて有利になり、反対に追い風なら不利になる。スタートゲートは高いほど助走速度が高くなって飛距離につながる。【続きを読む】
【2022年冬季オリンピック】北京五輪で日本勢の複数メダルが期待される種目の一つにスノーボードの男子ハーフパイプがある。今季ワールドカップ(W杯)などの成績からも戸塚優斗(ヨネックス)、平野歩夢(TOKIOインカラミ)、平野流佳(太成学院大)がメダル争いの中心になるとみられる。【続きを読む】
【2022年冬季オリンピック】フィギュアスケートの華とも称され、スピンやステップに比べて一つ一つの得点の比重が高いのがジャンプだ。観客は、選手の体が浮き上がり、着氷するまで息をのんで見守る。決まれば会場は沸き、成否は勝敗を左右する。国際スケート連盟は平昌五輪があった2017~18年シーズンの後、採点のルールを変え、4…【続きを読む】
【2022年冬季オリンピック】雪のこぶが連続する急斜面での滑りと、エア(ジャンプ)の完成度を争うフリースタイルスキーのモーグルは、1992年アルベールビル五輪から正式種目となった。【続きを読む】
日本ジャンプ陣のエースとして混合団体でも期待される小林陵侑。写真は昨年のW杯。この時は丸山希、佐藤幸椰、高梨沙羅、小林陵の順で飛び、4位だった=2021年2月20日、ルーマニア・ルシュノフ(EPA=時事)【時事通信社】
昨夏の東京五輪では野球・ソフトボール、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン、空手の五つが開催都市による追加競技として行われ、それぞれが大きな盛り上がりを見せた。7競技、109種目が実施される北京五輪では開催都市による追加競技はないが、国際オリンピック委員会(IOC)が七つの新種目を加えた。【続きを読む】
2008年北京大会以来、13年ぶりで五輪の舞台を踏む日本の男子バレー。代表選手たちの多くは、世界の強豪に伍して戦う課題の一つにサーブを挙げる。勝敗を大きく左右する「古くて新しい」基本。サーブにフォーカスした日本の戦いのポイントを選手・監督として五輪代表を経験した植田辰哉大商大公共学部教授と、選手たちの話から探ってみた…【続きを読む】
スポーツの映像技術が著しく進歩し、プレーを解析して見せる手法も急速に広まった。戦いのシーンがさまざまな切り取り方でテレビやネットを通して世界中に流通する。得点や技の決定的な瞬間とともに注目を集めるのが、微妙な判定があった場面だ。審判に対する視線が厳しくなるにつれ、最新技術を活用し、正確・公正な判定を期する動きが広がっ…【続きを読む】
スポーツは、競技や種目の基本構造や試合方式によって、なかなか決着がつかないことがある。個人やチームが対面して戦うものに多く、延長戦などで勝負を決めてきたが、決着を促すルールも存在し、さまざまな競技に広がってきた。近年、特に顕著なのが五輪だ。その背景や事情にも時代が反映されている。【続きを読む】
東京五輪で追加競技として行われる空手には、組手と形がある。組手は男女各3階級が行われ、女子で最も重い61キロ超級で金メダルを狙うのが植草歩(JAL)。得意技の「中段突き」は相手の視界から消えることもある必殺技だ。【続きを読む】