放送法解釈「怪文書の類い」 高市氏、閣僚辞任否定
2023年03月28日16時12分
高市早苗経済安全保障担当相は28日の参院予算委員会で、放送法の政治的公平性の解釈に関する総務省文書について「作成者不明、配布先不明、作成目的も不明。怪文書の類いだ」と主張した。立憲民主党の杉尾秀哉氏が閣僚辞任を重ねて求めたが、「何らやましいこともないのに辞することはない」と突っぱねた。<下へ続く>
高市氏はこれまでの答弁で、文書のうち自身に関わる4枚を「捏造(ねつぞう)」と断言。作成した総務省の当時の担当者は「捏造の認識はない」と語り、言い分が食い違っている。
高市氏は28日の予算委で「刑法で使う偽造や変造という用語は厳し過ぎると考え(捏造という)一般的な用語を使った」と説明した。「総務省に愛情を持っている。どなたかを罪に問う意図はない」とも語った。