メジャーの「侍」再始動 大谷ら開幕へ調整―米大リーグ
2023年03月24日13時31分
【テンピ(米アリゾナ州)時事】ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表「侍ジャパン」でプレーした米大リーグ所属選手が23日、各チームのキャンプ地で、シーズン開幕に向けて再始動した。エンゼルスの大谷はアリゾナ州テンピの球団施設に姿を見せ、24日のマイナー戦登板に備えた。<下へ続く>
パドレスのダルビッシュは遠投などで汗を流し「自分のペースでいろんなことをできる環境に戻ってきた」とリラックスした表情。同僚から祝福され、優勝メダルを見せる場面もあった。実戦登板の機会が少なく、例年通りの調整はできていないが「自分のルーティンに戻れば、体の疲れや精神的な部分はだいぶ変わってくる」と開幕を見据えた。
レッドソックスの吉田は、チームとは別メニューで体のケアなどを行った。オープン戦には24日から出場予定。チームメートに祝福の言葉を掛けられたそうで「たくさんおめでとうと言ってくれているし、反響は大きいのかなと思う」と話した。
カージナルスのヌートバーは、ヤンキースとのオープン戦に早速スタメン出場。「信じられないような素晴らしい経験だった」とWBCを振り返り、大谷からは時計を贈られたことを明かした。次回大会出場にも意欲を示し、「(大谷)翔平には、日本代表に戻らなかったら(時計を)返せと言われている。もう一度優勝するために、今後3年間できることは全てやるつもり」と意気込んだ。大リーグは30日に開幕する。