電通社長、報酬3割返上 五輪談合起訴受け
2023年02月28日18時26分
電通グループ(G)は28日、東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件で同社が起訴されたことなどを受け、取締役で日本担当の最高責任者である榑谷典洋電通社長が2023年の役員月額報酬の3割を6カ月分返上すると発表した。また、外部有識者による「調査検証委員会」を同日付で設置した。<下へ続く>
榑谷氏に加え、同じ日本担当の責任者も23年の月額報酬の2割を6カ月分返上する。このほか、談合があった18年当時の五輪担当役員3人に対し、18年の月額報酬の5割を6カ月分返すよう求めた。
調査検証委員会は池上政幸元最高裁判事を委員長に3人で構成。事件の原因究明を進めるとともに、再発防止策について提言する。