政府、年内にGX工程表 脱炭素へ官民150兆円―岸田首相「原発再稼働で決断」

2022年07月27日19時32分

GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議で発言する岸田文雄首相(手前)。同2人目はGX担当相の萩生田光一経済産業相=27日午後、首相官邸

GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議で発言する岸田文雄首相(手前)。同2人目はGX担当相の萩生田光一経済産業相=27日午後、首相官邸

  • GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議を終え、記者団の取材に応じるGX担当相の萩生田光一経済産業相=27日午後、首相官邸

 政府は27日、脱炭素社会を実現する政策を推進する司令塔となる「GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議」(議長・岸田文雄首相)の初会合を首相官邸で開いた。今後10年間にわたり官民で150兆円規模の投資を進める工程表を年内にまとめ、再生可能エネルギー普及など脱炭素化により社会経済や産業構造の転換を加速させる。<下へ続く>

排出量取引目指し440社 「GXリーグ」発足式―経産省

 会議で首相は「次回会議までに、再エネや蓄電池、省エネの導入の支援策、原発の再稼働とその先の展開策など政治決断が求められる項目を明確に示してもらいたい」と表明。脱炭素社会への中長期的な課題に加え、ロシアのウクライナ侵攻の影響で資源価格の高騰や、国内の電力需給逼迫(ひっぱく)が起きていることを念頭に、足元の電力やガスの安定供給へ対策を指示した。

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