「深い喪失に直面」 米専門家、故中山教授を追悼
2022年05月10日15時35分
【ワシントン時事】米シンクタンク外交問題評議会は9日、米政治・外交専門家で1日に死去した中山俊宏氏(慶応大教授)への追悼文を公式サイトに掲載した。日本専門家のシーラ・スミス上級研究員による寄稿で、日米の研究者が「深い喪失に直面している」とつづった。<下へ続く>
スミス氏は、中山氏が「ワシントンのエリートよりも、米国の行く末を決める有権者のことを研究したがっていた」と振り返り、現場でじかに人々と話すことを好んでいたと指摘。研究で得た知見を日本人と共有することを重視していたと強調した。