ワールドカップ ブラジル大会

第1回ウルグアイ大会(1930年)

ウルグアイが初代王者に=参加13カ国で産声

W杯ヒストリー

第1回ウルグアイ大会公式ポスター【時事通信社】

 1904年に創設された国際サッカー連盟(FIFA)の3代目会長ジュール・リメは、サッカー独自の世界大会創設の夢を抱き、会長就任前から熱心なロビー活動を続けていた。その熱意が28年のFIFA総会で認められ、30年から世界大会を開催することが決まった。

 W杯開催を独立100周年記念事業と位置づけた南米ウルグアイが強力な招致活動を展開。29年の総会で第1回W杯開催地に決定した。大会運営費の全額負担、利益を他の参加国と折半するという同国が提示した好条件が評価された。招致決定からわずか1年で競技場も整備した。

 もっとも、世界恐慌の打撃や船による長旅を必要とする状況がネックとなり、多くの欧州チームが参加を断った。結局、参加したのは招待された13チーム。欧州勢はリメ会長の母国フランスのほか、ベルギー、ユーゴスラビア、ルーマニアの4カ国だけだった。

 大会そのものは、プロも加わった最高レベルのサッカーが繰り広げられる中、地元ウルグアイの優勝もあって大成功を収めた。DFナサシ、FWセア、スカローネらを擁するウルグアイは決勝でアルゼンチンに4-2と逆転勝ち。24、28年両五輪に続く栄冠で「サッカー世界一」を強烈にアピールした。

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