スペイン陰り帯びる黄金期 =スペイン、新星FWに期待=

2013年のコンフェデレーションズカップ決勝で、ブラジルのダニエウ・アウベス(右)とボールを競うスペインのイニエスタ【AFP=時事】
黄金期は少しずつ陰りを帯びている。ワールドカップ(W杯)王者のスペインにとって、史上3チーム目の連覇を狙うブラジル大会は一つの区切りになるかもしれない。優勝候補の一角として疑いはないが、突き抜けた強さではない。
昨年6月のコンフェデレーションズカップは決勝でブラジルに完敗した。イタリアをPK戦で破った準決勝から2試合続けてノーゴール。中盤からショートパスをつなぎ、ボールを長く保持して圧倒するスタイルを封じられた。
パスサッカーの心臓部といえるMFシャビは以前に比べて動きの量と質が落ち、GKカシリャスは所属先のレアル・マドリードで出番が減った。ポジションの要に衰えが隠せなくなっている。
もう一つの懸念はFW不足。2年前の欧州選手権は最前線にMFセスクを置いて乗り切った。3月に代表デビューしたブラジル生まれの25歳、ジエゴコスタに期待が集まる。所属のアトレチコ・マドリードはカウンター主体だけに代表のパスサッカーに適応するかは未知数ながら、決定力の高さは折り紙付きだ。
人材豊富な中盤は守備的な位置にシャビアロンソやブスケツが健在。シャビ、イニエスタが攻撃を引っ張る。コケ、イスコら若手も台頭し、マタやシルバ、カソルラといった実力者も代表の座すら安泰ではない。最強を誇る中盤に、新星ストライカーがかみ合うか。
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