2014年2月15日、ソチ五輪のフィギュアスケートで日本男子初の優勝を果たした羽生結弦選手(ANA)が、五輪公園内のメダルプラザで金メダルを授与された。
「このメダルは一人ではなく、みんなで一緒に(首に)掛けているような気分。支えてくれた方々の思いが全部こもっている。今は幸せに浸りたい」と感想を述べた。
授与式で名前が呼ばれると、羽生選手は表彰台の一番高い所に飛び乗り、満面の笑みで大勢の観客に手を振った。
メダルプラザで初めて流れた君が代。
真剣な表情で口ずさみ、「日本代表として、日本国民の一人として、また羽生結弦として誇らしい一瞬を迎えられた」。
羽生選手は、成し遂げたことに自信を持ち「五輪王者という肩書を背負わないといけない」と話した。それでも、金メダルの輝きには恐れ多い様子。メダルの感触を手で長い時間確かめながら、その場で凝視しようとしなかった。
「(後で)じっくり見て、家族やお世話になった人、国民の皆さんと喜びを分かち合いたい」と感謝の気持ちを口にした。
フィギュアスケートの羽生結弦選手(ANA)が金メダルを獲得したソチ五輪の男子フリーで、2月14日深夜からフジテレビ系が中継した番組の関東地区の平均視聴率が16.6%、瞬間最高視聴率が23.1%を記録したことが2月17日、ビデオリサーチの調べで分かった。羽生選手の出身地の仙台地区では平均13.6%、瞬間最高が19.0%だった。
ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子で羽生結弦選手(ANA)が金メダルを獲得したことを、韓国メディアも詳しく報じた。
YTNテレビは「アジアの選手がこの種目で頂点を極めたのは初めて」と快挙をたたえた。
2月15日付の中央日報は、羽生選手が2月14日のショートプログラムで世界歴代最高点をたたき出したと大きく報道。「少女漫画から飛び出してきたような美しく幼い顔つきだが、実力は宇宙人級だ」と称賛した。
2014年2月22日、フィギュアスケートのメダリストら成績上位選手らによるエキシビションが行われ、華麗な舞が演じられた。
日本男子初の金メダルを獲得した羽生結弦選手(ANA)は「白鳥の湖」を編曲した「ホワイト・レジェンド」の調べに乗り、情感あふれる滑りを披露した。
2月23日夜(日本時間24日未明)、ロシアで初めて開かれた第22回冬季オリンピック・ソチ大会は、五輪スタジアムで閉会式が行われ、88カ国・地域から約4500人の選手・役員が参加した17日間の冬の祭典は閉幕した。
日本選手団は1998年長野大会の10個(金5、銀1、銅4)に次ぐ、冬季大会2番目、国外大会では最多のメダル8個(金1、銀4、銅3)を獲得した。
このページは、時事ドットコムで配信したニュースをまとめたものです。
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