平成スポーツ年表

平成スポーツ年表
平成7年のスポーツの主なトピックスと記録等を年表で振り返ります。

暗い世相にスポーツが力強い話題を提供

平成7(1995)年※キャプション等、内容は当時のものです

1月
ラグビー日本選手権で神戸製鋼が最多タイの7連覇

開始早々、平尾誠二がトライを決めるなど大東文化大を102-14と圧倒。「北の鉄人」新日鉄釜石の記録に並んだ。試合は1月15日。その2日後、神戸を中心とした阪神淡路大震災が発生する。

平成スポーツ年表:平成7年
[写真] 7連覇を達成し、ファンの声援にこたえる神戸製鋼フィフティーン(東京・国立競技場)1995年1月15日【時事通信】
初場所で貴乃花が新横綱優勝。83年の隆の里以来

初日につまずきながら13勝2敗で。新横綱の場所は緊張や行事疲れで優勝は難しく、この後は稀勢の里まで出ない。

平成スポーツ年表:平成7年
[写真] 優勝決定戦で武蔵丸を下し、3場所連続8度目の優勝を果たした貴乃花(東京・両国国技館)1995年1月22日【時事通信】
2月
プロ野球近鉄の野茂英雄が2人目の日本人大リーガーに

近鉄を退団し、名門ドジャースと契約。1964、65年にジャイアンツで5勝を挙げた村上雅則以来の大リーガーになった。独特のフォームとフォークボールでナ・リーグ最多の13勝、236奪三振をマークして新人王となり、オールスター戦にも選ばれ、「ノモマニア」の言葉も生まれた。

平成スポーツ年表:平成7年
[写真] ジャイアンツ戦で力投するドジャースの野茂英雄投手(米サンフランシスコ)1995年5月1日【EPA時事】

日本野球の評価を劇的に高め、イチロー、松井秀喜ら日本人大リーガー続出の先駆けとなった。

ノルディックスキー・ワールドカップ複合個人で荻原健司が初の総合3連覇

3月
世界ノルディックスキー選手権のジャンプ・ノーマルヒルで岡部孝信が優勝

複合団体も日本が連覇し、長野五輪へ着々と強化が進んだ。

6月
全仏オープンテニスで伊達公子がベスト4入り

全仏では日本女子初。11月には世界ランク4位まで浮上した。

平成スポーツ年表:平成7年
[写真] 全仏テニス・女子シングルス準決勝でプレーする伊達公子(フランス・パリ)1995年6月8日【AFP時事】
7月
テニスのウィンブルドン選手権で松岡修造がベスト8

男子シングルスでは33年に佐藤次郎がベスト4に入って以来、62年ぶり。

9月
プロ野球オリックスがパ・リーグ優勝

当時の本拠地は神戸。仰木彬監督の下「がんばろう神戸」を合言葉にイチローらが活躍し、阪神淡路大震災の被災地を勇気づけた。阪急時代の84年以来、オリックスになって初めての優勝。

平成スポーツ年表:平成7年
[写真] オリックスがリーグ優勝し、観客に手を振ってこたえるナイン(埼玉・西武球場)1995年9月19日【時事通信】
10月
世界体操選手権男子団体総合で日本が2位

福井鯖江市で開催され、声援に応えて14年ぶりの銀。王座復活へあと一歩まで来た。

11月
九州場所で大相撲史上初の兄弟優勝決定戦

弟の横綱貴乃花と兄の大関若乃花が12勝3敗同士で決戦。若乃花が勝って2度目の賜杯を抱いた。

平成スポーツ年表:平成7年
[写真] 九州場所千秋楽、史上初の兄弟優勝決定戦で若乃花(右)が貴乃花を下手投げで破り優勝(福岡国際センター)1995年11月26日【時事通信】
1995 Champions of Baseball & Football
プロ野球[セ] ヤクルト [パ] オリックス
日本シリーズ:ヤクルト 4勝1敗 オリックス
サッカーJ1年間:横浜M・初
Jリーグ杯:―
天皇杯:名古屋・初
高校野球[春] 観音寺中央(香川)初
[夏] 帝京(東東京)②
平成スポーツ回顧 新しい波、変革の30年 ~野茂、中田英ら先鞭
07 / 31 平成7年

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[写真] AFP時事、EPA時事、時事通信フォト
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