1月
初場所で貴花田が19歳5カ月の史上最年少優勝
前頭2枚目、14勝1敗で。横綱が休場で対戦はなかったが小錦、霧島の両大関を倒した。
[写真] 幕内で初優勝し、兄の若花田(左)を伴って優勝パレードに出発する貴花田(東京・両国国技館)1992年1月26日【時事通信社】
2月
アルベールビル五輪(金1、銀2、銅4)
- ノルディック複合団体が金。冬季五輪の金は札幌大会70㍍級ジャンプ・笠谷幸生以来
[写真] ノルディックスキー複合団体で優勝した日本チーム。左から三ケ田、河野、荻原(フランス・アルベールビル)1992年2月18日【時事通信社】
- フィギュアで伊藤みどりが銀
- スピードスケート男子500㍍で黒岩敏幸が銀。同女子1500㍍で橋本聖子が銅。冬季五輪日本女子初のメダル
- パラリンピックは銅2
3月
サッカー日本代表監督にオフト氏。初の外国人監督
Jリーグ開幕を翌年に控え、オランダ人の代表監督が誕生した。これもサッカー界の変革の表れ。平成は他の競技でも日本代表や国内リーグのチームに外国から監督、コーチを招くことが珍しくなくなった。
5月
夏場所前に北勝海が引退し60年ぶりの横綱不在に
最高位不在は喜ばしいことではないが、貴花田、曙ら次代の横綱候補が育っていた。
夏場所で曙が初優勝し、外国出身力士2人目の大関に
同じハワイ出身の小錦以来。平成の時代、急速に進んだ力士大型化の象徴的存在だった。
7月
バルセロナ五輪(金3、銀8、銅11)
- 競泳女子200㍍平泳ぎで14歳岩崎恭子が金。「今まで生きてきた中で一番幸せ」
- 柔道男子71㌔級で「平成の三四郎」古賀稔彦が、同78㌔級の吉田秀彦が金
[写真] バルセロナ五輪で金メダルを獲得した(左から)柔道の古賀稔彦、競泳女子・岩崎恭子、柔道の吉田秀彦(スペイン・バルセロナ)1992年7月27日、30日、31日【時事通信社】
- 男子マラソンで森下広一が日本選手6大会ぶりメダルの銀
- 女子マラソンで有森裕子が銀。日本女子陸上界64年ぶりのメダル
- パラリンピックは金8、銀7、銅15
8月
全国高校野球選手権で明徳義塾が星稜の松井秀喜を5敬遠
この後の国体まで高校通算60本塁打を放った「ゴジラ」は、すでに高校野球が場違いに見えるほどの逸材だったが、5打席全て敬遠した明徳義塾の策は、勝利か教育かと社会的議論も巻き起こした。
[写真] 明徳義塾-星稜。九回表二死三塁で、5打席連続敬遠四球を受ける星稜の松井秀喜。左は明徳義塾の河野投手(兵庫・甲子園)1992年8月16日【時事通信社】
10月
プロ野球巨人の来季監督に長嶋茂雄氏
80年の解任以来、再三のカムバックコールにも慎重を期していたミスターが、13年ぶりの復帰を決意。野球人気低下の危機を救う期待を託された。
11月
サッカー・アジア杯で日本が初優勝
[写真] 念願の初優勝を果たし、ファンの声援に応える日本代表イレブン(広島スタジアム)1992年11月8日【時事通信社】
12月
ノルディックスキー複合ワールドカップで荻原健司が初V
複合個人で日本選手初のW杯優勝。このシーズン、総合優勝も果たす。
1992 Champions of Baseball & Football
プロ野球 | [セ] ヤクルト [パ] 西武
日本シリーズ:西武 4勝3敗 ヤクルト |
サッカー | Jリーグ杯:V川崎・初 天皇杯:横浜M⑥ |
高校野球 | [春] 帝京(東京)初 [夏] 西日本短大付(福岡)初 |