平成スポーツ年表

平成スポーツ年表
平成元年のスポーツの主なトピックスと記録等を年表で振り返ります。

スポーツ界にも新時代の芽が吹いた

平成元(1989)年※キャプション等、内容は当時のものです

1月
昭和から平成へ

7日、昭和天皇逝去。大相撲初場所は翌日に予定されていた初日を1日遅らせて開場。平成最初の優勝力士は休場明けの横綱北勝海だった。全国高校ラグビー大会は決勝を取りやめ大工大、茗溪学園の2校優勝とする措置を取った。

[写真] 天覧相撲で昭和天皇が相撲を楽しまれたロイヤルボックスに向かって黙とうする日本相撲協会幹部、力士、観客ら(東京・両国国技館)1989年1月9日【時事通信社】
ラグビーの日本選手権で神戸製鋼が初優勝

監督制を廃止し、平尾誠二主将の下でFWにこだわらない「オープンラグビー」を展開。大東文化大を下した。ここから新日鉄釡石と並ぶ7連覇が始まる。

3月
世界フィギュアスケート選手権で伊藤みどりが初優勝

世界で初めて国際スケート連盟公認大会で3回転半ジャンプを決め、男女を通じ日本選手初の頂点に立った。

平成スポーツ年表:
[写真] フィギュアスケートの世界選手権で初優勝した伊藤みどり(フランス・パリ)1989年3月19日【AFP時事】
5月
プロ野球ロッテの村田兆治が通算200勝を達成

「マサカリ投法」で知られる名投手。83年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、苦難の末39歳で到達した大台。2015年にダルビッシュ有、18年には大谷翔平も受けた手術だが、当時は投手が肩や肘にメスを入れることが大冒険だった。

[写真] 日本ハム-ロッテ7回戦。村田兆治投手が通算200勝を達成。史上21人目(山形県・山形)1989年5月13日【時事通信社】
ラグビー日本代表がスコットランド代表を破る「金星」

スコットランドがベストメンバーではなかったとはいえ、日本が世界8強とのテストマッチで初勝利を挙げた歴史的勝利。監督は宿澤広朗、得点は28-24。

8月
日本オリンピック委員会(JOC)が日本体育協会から独立

選手強化を主事業とする別組織に。潔癖なアマチュアリズムの時代から、強化も普及もスポーツにはカネが必要な時代となり、独立後最初の会長に就任した堤義明氏は資金集めに意欲を示した。

9月
大相撲秋場所で横綱千代の富士が通算965勝の新記録

大潮の記録を抜いて歴代最多に。引退まで1045勝に伸ばす。立ち合いから前まわしを取って一気に走る速攻相撲と、豪快な左上手投げ「ウルフスペシャル」で一時代を築いた。

[写真] 巨砲(左)をすくい投げで破り、965勝の史上最多記録を達成し、29度目の優勝を決めた横綱・千代の富士(東京・両国国技館)1989年9月22日【時事通信社】
プロ野球日本シリーズで巨人が近鉄に大逆転勝ち

3連敗から4連勝。58年に西鉄が巨人に勝って以来の大逆転で8年ぶりの日本一を勝ち取り、藤田元司監督が宙に舞った。

[写真] 近鉄に3連敗の後、4連勝して日本一となり胴上げされる巨人の藤田元司監督(大阪・藤井寺)1989年10月29日【時事通信社】
10月
世界柔道選手権で小川直也が2冠を獲得

男子95㌔超級と無差別級を制し、「小川時代」が到来した。

11月
九州場所でハワイ出身の大関小錦が優勝

外国人力士の優勝は高見山以来17年ぶりだったが、やがて外国人力士の優勝が続く時代が来る。

[写真] 賜杯を手に後援者と喜びの小錦(福岡市の福岡国際センター)1989年11月26日【時事通信社】
1989 Champions of Baseball & Football
プロ野球[セ] 巨人 [パ] 近鉄
日本シリーズ:巨人 4勝3敗 近鉄
サッカー日本リーグ:日産自動車②
天皇杯:日産自動車④
高校野球[春] 東邦(愛知)④
[夏] 帝京(東東京)初
01 / 31 平成1年

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このページは、時事ドットコムで配信したニュースをまとめたものです。

[写真] AFP時事、時事通信フォト
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