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2013年

ランクアベノミクス始動、異次元緩和で円安・株高

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 安倍政権の経済政策「アベノミクス」が始動。(1)金融緩和(2)財政出動(3)成長戦略-の「三本の矢」を好感した市場では年初から円安・株高が進み、景気回復ムードが高まった。特に黒田東彦総裁を迎えた日銀は4月4日、消費者物価上昇率を2年で2%に引き上げる目標を掲げ、大量の国債買い入れで資金供給量を倍増させる「異次元の金融緩和」を決定。政権交代前に比べ、円相場は1ドル=103円台と20円超も下落し、日経平均株価は一時、約2倍の1万6000円近くまで上昇した。ただ、第3の矢である成長戦略の実行は遅れ気味。デフレ脱却は道半ばで、カギを握る賃金増にも不透明感が残っている。
 写真は、パネルを使って「異次元の金融緩和」を発表する日銀の黒田総裁=4月4日、東京・日本橋本石町の日銀本店【時事通信社】

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