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◆特集◆女子バレーW杯2019
ケニア戦でスパイクを放つ石井優希=2019年9月23日、札幌市の北海きたえーる【時事通信社】
9月に行われたバレーボールのワールドカップ(W杯)女子の日本は、6勝5敗の12チーム中5位で大会を終えた。序盤から苦しい戦いが続いたが、最後の大阪ラウンド3連戦で3連勝。ようやく各選手が持ち味を発揮した。エース石井優希(久光製薬)が成長し、19歳の石川真佑(東レ)が加わったアウトサイドヒッター陣を中心に、東京五輪の可能性を探る。
韓国に敗れ、ショックを隠せない日本選手たち=2019年9月16日、横浜アリーナ【時事通信社】
バレーボールのワールドカップ女子大会(9月14~29日)の日本は、6勝5敗の12チーム中5位で大会を終えた。世界との差を痛感させられつつ、終盤の3連戦で得たものもあった東京五輪前年の世界大会。五輪までに世界との差を詰めることはできるのか。「時間」をキーワードに考えてみる。
オランダ戦に勝ってハイタッチを交わす佐藤美弥(中央右)ら=29日、丸善インテックアリーナ大阪(時事通信社)
女子バレーボール・ワールドカップ(W杯)の日本は、9月29日の最終戦(丸善インテックアリーナ大阪)でオランダに3-1(25-18、27-25、24-26、25-21)で勝ち、6勝5敗の12チーム中5位で大会を終えた。終盤の3連勝で何とか東京五輪への収穫が見えた今大会。全セットに先発したセッター佐藤美弥(日立)が上げたトスは、全チーム最多の1188本に上る。それは日本の苦しみと立ち直りの軌跡でもあった。
アルゼンチン戦でスパイクを打つ古賀紗理那(右)。右奥は中田久美監督=28日、丸善インテックアリーナ大阪(AFP=時事)
女子バレーボールのワールドカップ(W杯)第10日は28日、丸善インテックアリーナ大阪などで6試合が行われ、日本はアルゼンチンに3-0(26-24、25-15、25-14)で勝ち、5勝5敗とした。大会最終盤。中田久美監督はこの試合、古賀紗理那(NEC)に復調の期待を込めてコートへ送った。
米国戦の第3セット、高いブロックを相手にスパイクを決める石川真佑=22日、札幌市・きたえーる
女子バレーボールのワールドカップ(W杯)は22日、札幌市の北海きたえーるなどで第6日の6試合が行われ、日本は世界ランク3位で今大会全勝の米国に2-3(24-26、25-22、21-25、25-23、8-15)で敗れ、2勝4敗となった。依然として課題が残る中、好転の兆しも見えた接戦。新戦力として相手にマークされながら、チーム最多得点を挙げた19歳の石川真佑(東レ)の存在もその一つだ。
中国戦の第1セット、スパイクを打つ石井優希(左)=19日、横浜アリーナ【時事通信社】
女子バレーボールのワールドカップ(W杯)は出場12チームが各5試合を終え、22日から札幌と富山で中盤の3連戦を行う。2勝3敗の日本は、いかに立て直して来年の五輪につなげるか。中田久美監督がポイントの一つに挙げるのがリーダーの存在だが、期待される石井優希(久光製薬)と佐藤美弥(日立)はそれぞれに自覚と苦悩を抱えて戦っている。
中国戦の第2セット、スパイクを決められる日本=19日、横浜アリーナ【時事通信社】
女子バレーボールのワールドカップ(W杯)第5日は19日、横浜アリーナなどで6試合が行われ、日本は全勝の中国に0-3(17-25、10-25、17-25)で敗れ、2勝3敗となった。パワーサーブで崩され、ブロックで14点を奪われる完敗。中田監督は「バレーをやらせてもらえない」と声を落とした。チームは重苦しい雰囲気で22日には5戦全勝の米国と対戦する。
カメルーン戦の第2セット、スパイクを打つ長内美和子(右)=18日、横浜アリーナ【時事通信社】
女子バレーボールのワールドカップ第4日は19日、横浜アリーナなどで6試合が行われ、日本はカメルーンを3-0(25-17、25-17、25-20)で下し、2勝2敗とした。ロシア、韓国に喫した連敗から懸命に立て直しを図るとともに、幾つかの課題も解消し切れなかった勝利。横浜大会最後の19日は4戦全勝の中国に挑む。中田久美監督は「勝てない相手ではない」とさらなる奮起を誓った。
韓国に強打を決められる日本=16日、横浜アリーナ
女子バレーボールのワールドカップ第3日は16日、横浜アリーナなどで6試合が行われ、日本は韓国に1-3(25-23、19-25、22-25、25-27)で敗れ、2連敗で1勝2敗となった。前途の厳しさを感じさせる試合内容。中田久美監督は「自分たちのバレーができていない」と険しい表情だった。
ロシア戦の第3セット、相手の高い強打をブロックする(向こう側右から)荒木絵里香と佐藤美弥=15日、横浜アリーナ【時事通信社】
女子バレーボールのワールドカップ第2日は15日、横浜アリーナなどで6試合が行われ、日本はロシアに2-3(11-25、25-23、27-25、19-25、7-15)で逆転負けして1勝1敗となった。中田久美監督は「きょうの試合は全然駄目」と、接戦も評価せずに厳しい言葉を続けた。
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