時事ドットコムニュース
特集
築地から豊洲へ
競り落としたマグロをさばく豊洲市場仲買人の中嶋麻緒さん=22日、東京都江東区の豊洲市場内
男性職場と言われている東京の魚市場などが、少しずつ変わり始めている。東京・豊洲市場(江東区)でマグロを競り落とす仲買人や卸会社の競り人、都内ですし職人を務める女性たちが、それぞれ存在感を増している。
不漁対策で出漁が早まり、季節外れの初夏に入荷した小ぶりの生サンマ=8日、東京都江東区の豊洲市場
サンマ漁が例年よりも2カ月近く早く始まり、首都圏のスーパーで「生サンマ」の販売がスタートしたが、季節外れで小ぶりなため売れ行きはさえない。流通関係者からは、脂が乗る旬の秋に期待を寄せる声が多く、早期の出漁に疑問の声も上がっている。
北海道で水揚げされ、例年より1カ月以上早く豊洲市場に初入荷した生サンマ=30日午前、東京都江東区
東京・豊洲市場(江東区)に30日朝、生サンマが例年より1カ月以上早く初入荷した。ここ数年の不漁を受けて、今年から出漁時期が早まったため。売り場に並んだのは昨年7月の初荷とほぼ同量の約290キロ。小型魚だったこともあり、新物としては異例の安値スタートとなった。
低温管理された水産物が順調に取引されている豊洲市場=東京都江東区
東京・築地市場(中央区)に代わる「日本の台所」として、豊洲市場(江東区)が昨年10月に開場してから11日で半年。土壌汚染問題による風評も払拭(ふっしょく)され、魚介類は順調に入荷。今後、衛生・温度管理が可能な最新鋭の設備を生かし、築地を超える魚市場を目指す。
ロシアや米国・アラスカなど、海外産のマス魚卵を原料にしてお手頃価格を実現したイクラ=26日、東京都江東区の豊洲市場
小粒だが、従来品よりぐっとお手頃なイクラがこのところ全国の魚市場やネットショップなどに豊富に出回り、注目されている。外国産マスの魚卵を使ったもので、取引価格は国産イクラのほぼ半値。味の評価も上々で、行楽シーズンに向けて需要が高まる、おにぎりや持ち帰りすしの具材として、目にする機会が増えそうだ。
解体が進む旧築地市場跡地=8日、東京都中央区(時事通信社ヘリコプターより)
東京都が29日決定した旧築地市場跡地(中央区)の再開発方針は、1月にまとめた国際会議場の整備を柱とする素案をおおむね踏襲する内容となった。築地で培われた「食文化を生かす」との文言が追加されたものの、小池百合子知事がかつて示した「市場機能の確保」などの構想に関する説明はないまま。内容にあいまいさを残して方針転換を認めな…
築地市場(東京都中央区)跡地の再開発方針決定後、記者団の質問に答える小池百合子都知事=29日午前、新宿区
東京都は29日午前、都庁内で関係局長会議を開き、昨秋閉場した築地市場跡地(中央区)の再開発方針を決定した。国際会議場の整備を柱とした1月の素案の主な内容を踏襲しつつ、「食文化など歴史的、文化的ストックを十分に生かす」として「食」の要素を追加した。一方で卸売市場の再整備はしない方針を明記した。
旧築地市場跡地の再開発をめぐり紛糾する、東京都議会予算特別委員会=14日午後、新宿区
東京都議会は14日、予算特別委員会を開いたが、旧築地市場跡地(中央区)の再開発に関する小池百合子知事の発言をめぐり、自民、共産両党などが与党側の議会運営に反発し、退席した。都議会の審議が紛糾するのは、定例会初日の2月20日に続き2回目。
旧築地市場跡地の再開発をめぐる今年度の補正予算案に反対票を投じる東京都議会議員=6日午後、新宿区
東京・築地市場跡地(中央区)の再開発に向け、市場会計で所有している跡地を一般会計に移すための経費5423億円を盛り込んだ2018年度補正予算が6日の都議会本会議で、与党などの賛成多数で可決、成立した。小池百合子知事は月内に再開発方針を決め、20年東京五輪・パラリンピック後、段階的に整備する考え。ただ、野党は「市場機能…
東京都議会経済・港湾委員会を終え、取材に応じる小池百合子知事=4日午後、新宿区
東京都議会の経済・港湾委員会で4日行われた築地市場跡地(中央区)の再開発をめぐる質疑で、小池百合子知事は従来の主張を繰り返し、「方針転換した」とする野党側との溝は埋まらなかった。再開発方針は月末に決まり、2020年東京五輪・パラリンピック以降、段階的な整備が始まるが、同年夏に想定される知事選で争点になる可能性もあり、…
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