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スーダン情勢
29日、停戦下のスーダン首都ハルツーム(AFP時事)
【カイロ時事】アフリカ北東部スーダンの正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の衝突を巡り、両者の仲介に当たる米国とサウジアラビアは29日に共同声明を出し、軍、RSF双方が5日間の停戦延長に合意したと発表した。ただ、停戦違反が続いており、延長しても情勢が改善されるかは不透明だ。
収穫されたスーダンのアラビアゴム=1月9日、南部オベイド近郊(AFP時事)
【ハルツームAFP時事】アフリカ北東部スーダンは、チューインガムや炭酸飲料、医薬品などに幅広く使用されるアラビアゴムの世界最大の産地として知られる。国の経済を支える外貨獲得の貴重な源泉となってきた。しかし、4月以降、正規軍と準軍事組織との戦闘が激化。物流が止まって販売できない状態が続き、生産者はもちろん関連する業者は…
22日、黒煙が上がるスーダンの首都ハルツーム(AFP時事)
【カイロ時事】アフリカ北東部スーダンの正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は、22日午後9時45分(日本時間23日午前4時45分)から7日間の停戦に入った。しかし、AFP通信は目撃者の話として、停戦発効直後に首都ハルツームで戦闘や空爆が行われたと報じており、双方が停戦を順守するかは不透明だ。(2023/05/…
煙が上がるスーダンの首都ハルツーム=12日(AFP時事)
【ワシントン時事】米国とサウジアラビア両政府は20日、共同声明を出し、スーダンの正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」がサウジ西部ジッダで7日間の停戦に合意したと発表した。スーダン時間22日午後9時45分(日本時間23日午前4時45分)に停戦が始まる。
スーダンで戦闘を続ける「統治評議会」のブルハン議長(左)とダガロ副議長(AFP時事)
【ハルツームAFP時事】スーダンの意思決定機関「統治評議会」のブルハン議長は19日、ダガロ副議長の解任を発表した。両者は4月15日から戦闘を続けているが、正式な解任はまだだった。
12日、煙が上がるスーダンの首都ハルツーム(AFP時事)
【カイロ時事】アフリカ北東部スーダンで正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が始まって、15日で1カ月になる。幾度も発表された一時停戦は守られず、人道状況は悪化の一途。戦闘地域の住民は「基本的な物資すら手に入らない。早く普通の生活に戻りたい」と悲痛の声を上げているが、恒久停戦への道筋は見えていない。
スーダン軍トップのブルハン統治評議会議長(AFP時事)
【カイロ時事】サウジアラビア当局者は13日、同国で19日に開催されるアラブ連盟首脳会議に、スーダン軍トップのブルハン統治評議会議長を招待したことを明らかにした。ロイター通信が報じた。
12日、スーダン西部ダルフール地方から隣国チャドへ脱出する家族(ロイター時事)
【ジュネーブAFP時事】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)報道官は12日、スーダンで正規軍と準軍事組織の戦闘が4月中旬に始まって以降、「既に帰国した人を含め20万人近くが国外退避を余儀なくされた」と明らかにした。国際移住機関(IOM)は先に、スーダン国内でも70万人以上が居住地を追われたと発表している。(2023…
戦闘の煙が絶えないスーダンの首都の空=10日、ハルツーム(AFP時事)
【ワシントン時事】米国務省高官は11日、スーダンで戦闘を続ける正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が人道支援の実施に応じることで合意したと発表した。双方が人道支援の安全な実施を保証した形だが、高官は「停戦合意ではない」と説明している。
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