時事ドットコムニュース
特集
宇宙ビジネス
探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「りゅうぐう」試料の初期分析成果論文が出そろい、記者会見した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の津田雄一教授(左から5人目)ら=20日午後、相模原市中央区
探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂などの試料に対する初期分析の成果論文が出そろったのを受け、プロジェクトマネジャーを務めた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の津田雄一教授らが20日、記者会見した。津田教授は「やりたいことをすべてやった上で、それ以上の成果を収められた。はやぶさ2の大成功を、心の底…
新型ロケット「H3」1号機の煙=7日、鹿児島県・種子島宇宙センター
新型ロケット「H3」1号機の打ち上げ失敗について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、第2段エンジンの着火前にエンジン内で過大な電流が検知され、制御機器がエンジンの電源を遮断していたと明らかにした。同日開かれた文部科学省の有識者検討会に報告した。
定例記者会見で先進光学衛星「だいち3号」の打ち上げ失敗について話す気象庁の大林正典長官=15日午後、東京都港区の気象庁
気象庁の大林正典長官は15日の定例記者会見で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が新型ロケットH3で先進光学衛星「だいち3号」の打ち上げに失敗したことについて、「大変残念に思っている」と述べた。3号は高度約670キロで地球を周回し、火山噴火や水害、土砂災害、地震・津波発生後の被災状況などを観測するはずだった。
三菱電機のロゴマーク
三菱電機は14日、気象庁から次期静止気象衛星「ひまわり10号」を受注したと発表した。運用中の8号、9号の後継機で、集中豪雨や台風の進路の予測、宇宙天気などの観測能力を大幅に高める予定という。打ち上げ時期は未定。
宇宙遊覧の商業運行を目指している岩谷技研の気球(同社提供)
気球で宇宙遊覧の実現を目指す岩谷技研(札幌市)が8月末まで、今年から来年にかけて打ち上げる予定の気球に乗り込む5人の搭乗者を募集している。気球はヘリウムガスの浮力を使い、成層圏である高度25キロまで2時間かけて上昇。1時間滞在した後、1時間で下降する計4時間の日帰り旅行を計画する。遊覧体験の価格は1人約2400万円。
若田光一さんら4人が搭乗し、米フロリダ州沖に着水した米宇宙船クルードラゴン(NASAテレビより)
国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月間滞在した若田光一さん(59)ら4人が乗る米宇宙船クルードラゴンが12日午前11時ごろ(日本時間)、米フロリダ州沖に着水し、地球に帰還した。
【図解】H3ロケット1号機、第2段で失敗
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット「H3」1号機は、第2段エンジンに着火せず、打ち上げに失敗した。日本の主力ロケット失敗は1990年代後半以降で6回目だが、これまではエンジンのポンプやノズルの破損など、機械的なトラブルだった。今回は飛行中に送信されたデータから電源系統に異常が見つかっており、電気系やコンピ…
国際宇宙ステーション(ISS)での約5カ月間の長期滞在を終え、地球帰還を前に抱き合って別れを惜しむ若田光一さん(右から3人目)(JAXA・NASA提供)
国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月間滞在した若田光一さん(59)ら4人が乗る米宇宙船クルードラゴンが11日午後4時20分(日本時間)ごろ、ISSから分離し、地球帰還に向けて出発した。12日午前11時すぎ(同)、米フロリダ半島沖に着水する予定。
【図解】H3ロケット1号機の飛行経路
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット「H3」1号機の打ち上げ失敗について、JAXAは8日、第2段エンジンに着火するはずのタイミングで電源系統に異常が確認されたことを明らかにした。同日開かれた文部科学省の有識者検討会に報告した。
発射直後の「H3」1号機=7日午前10時38分、鹿児島県の種子島宇宙センター
新型ロケット「H3」1号機の打ち上げ失敗を受け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日も原因究明に向け、飛行中の機体から送られてきたデータの解析を進める。着火しなかった第2段エンジンや、エンジンに着火信号を送る制御機器などを中心に、原因の絞り込みを急ぐ。(2023/03/08-08:51)
新着
会員限定