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おもちゃのカチューシャを付けた河本千奈ちゃん。撮影は事件の2日前で、生前の最後の写真という=2022年9月3日、静岡県牧之原市(ご遺族提供)
静岡県牧之原市で2022年9月、認定こども園「川崎幼稚園」に通う河本千奈ちゃん=当時(3)=が、通園バス内に置き去りにされ熱中症で死亡した事件。千奈ちゃんの父親(39)がインタビューに応じ、今も受け入れがたい、最愛の娘との突然の別れを語った。(時事通信静岡総局 伊藤奏乃、浜光史)
慶応大の細谷雄一教授(国際政治)が先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前にインタビューに応じた。細谷氏は、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の台頭で国際社会の構造は大きく変容し、G7の影響力は低下したと指摘。いかなる国も排除しない「法の支配」に基づく包摂的な国際秩序像を示してきた日本が、議長国として果たす役割は極めて大きいと強調した。(時事通信外信部編集委員 北井邦亮)
今月15日、本土復帰から51年を迎えた沖縄。復帰後の県内経済は観光業がけん引役となり、観光客数は2010年代後半にピークを迎えた。活況を呈した経済は県内政治にも大きな影響を与えたが、コロナ禍で失速し、現在は回復途上にある。一方、南西諸島全体に目を向けると、宮古・八重山諸島には自衛隊拠点が整備され、地域は国の安全保障問題の最前線となった。また、県都・那覇市は本土の大都市と変わらぬ都会となり、人々の政治意識への変化が指摘されている。51年目以降の沖縄政治はどこへ向かうのか。その行方を探った。
リニア中央新幹線の改良型試験車=23年3月2日、山梨県都留市
最高時速500キロで走り、東京と大阪をわずか67分で結ぶ構想のリニア中央新幹線。JR東海は2027年の品川-名古屋間の開業を目指してきたが実現は困難になる一方、技術開発のほうは既にもう何年も前から実戦投入可能な段階にまで進んでいる。コロナ禍や物価高騰で社会経済情勢も大きく変化し、計画の先行き不透明感が増しつつある中、富士山麓の実験線で黙々と「走り込み」を続ける開発の現状を、試乗会を通して取材した。
「ChatGPT」のロゴ(AFP時事)
対話型人工知能(AI)の「ChatGPT」に日本語で質問文を入力する方法で、ChatGPTへの疑似インタビューを行いました。質問入力は記者、回答は出力された文章です。質問を赤字、回答を黒字で、いずれも原文のまま掲載します。ChatGPTはインターネット上の無数の情報を集めて学習、文章を出力しており、内容には事実関係の…
「チャットGPT」のパソコン画面=2023年4月13日、東京都中央区
滑らかな日本語を使い、人が書いたと見紛うほどの文章で質問に答える対話型人工知能(AI)の「ChatGPT」が各方面に大きな反響を呼んでいる。対応を迫られる分野の一つに教育が挙げられ、文部科学省は小・中学校などでの使用の規制や活用について指針をまとめる方針だ。では、大学では、この先端技術とどのように向き合うべきなのだろ…
「ビートルズ的なやつ」とレジャバ氏が投稿した一家の写真(2023年3月19日)
「徒然なるままに…」。こんな文章で始まる駐日ジョージア大使、ティムラズ・レジャバ氏(34)のツイッターが人気だ。在日ジョージア大使館の公式ツイッターのフォロワー数は約3万人だが、大使個人のフォロワー数は実に7倍の約21万人。公務や日常を知的に、ユーモラスにつづったつぶやきに加え、時に過熱気味になるネット空間のやりとり…
電気自動車(EV)シフト、自動運転化など、100年に1度の変革期を迎えたと言われる自動車業界。日本国内では、EVシフトに懐疑的な見方がある一方、「参入が遅れれば、新たな事業モデルの構築に乗り遅れる」と心配する声も聞かれる。世界の潮流から見て、EV開発を巡る日本の現在地は、どの辺りに位置付けられるのだろう。野村総合研究所(NRI)パートナーで、次世代自動車やEV分野が専門の風間智英氏に聞いた。(経済部編集委員・豊田百合枝)
対話型AIへの注目が高まっている。巨大IT企業の一角、米マイクロソフトはこのほど、自社のパソコン向け基本ソフト「ウィンドウズ11」に、「Chat(チャット)GPT」の技術を使った検索エンジン「Bing(ビング)」を標準搭載すると発表した。他の巨大IT企業も矢継ぎ早に対話型AIへの取り組みを公表。新技術の開発競争は本格化しており、グーグルが圧倒的なシェアを握る検索エンジン市場の覇権争いも激化するとの見方が挙がる。検索にとどまらない活用も期待され、新技術は暮らしのあらゆる場面で使われる可能性を秘めている。(シリコンバレー支局 石田恵吾)
妙見山の山頂に設置されている航空自衛隊佐渡分屯基地の「ガメラレーダー」(奥)=2023年2月21日、新潟県佐渡市
日本に飛来する弾道ミサイルや国籍不明機、気球などを24時間体制で見張るレーダー基地があるのは、特性上、離島や山頂ばかりだ。今回取材したのは、新潟県の佐渡島の「ガメラレーダー」と呼ばれる「FPS5」を運用する航空自衛隊佐渡分屯基地。レーダーが設置された妙見山(標高1042メートル)の山頂は、風速20メートル超のブリザー…
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