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サウナブームの熱い波が国会にも押し寄せている。サウナ愛好家の国会議員が超党派の「サウナ振興議員連盟」(会長・自民党の武田良太元総務相)を立ち上げ、より多くの人がサウナを楽しめるよう、法改正を含めた規制緩和策を打ち出す方針。与野党の垣根を越えて具体策をまとめるには、文字通り調整のためにどれだけ汗をかくかが問われそうだ。(時事通信政治部・大沼秀樹)
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年が経過した。タレントとしてテレビ番組などで活躍するデヴィ・スカルノ夫人(83)は1月下旬、戦禍にあるウクライナを訪れた。日本政府は速やかな退避を呼び掛けたが、デヴィ夫人はなぜウクライナに向かったのか。現地の状況や日本政府の支援の在り方についても聞いた。(時事通信政治部 堀内誠…
野党各党は党首自らが「広告塔」となり、党勢拡大を目指した広報戦略に試行錯誤を重ねている。4月の統一地方選が迫り、年内の衆院解散・総選挙の可能性も取り沙汰される中、岸田文雄首相(自民党総裁)の一挙一動が連日ニュースに取り上げられるのと比べて野党の動きはかすみがち。アピール合戦の手応えはどうなのだろうか。(時事通信政治部…
新型コロナウイルス禍で人々の生活様式は大きく変わった。居酒屋チェーン大手の「ワタミ」もそのあおりを受け、大幅な業態転換を余儀なくされたという。自民党所属の参院議員だった渡辺美樹会長兼社長は、政界の現状をどう見るのか。自身の政治経験も含め、政治・財政改革への思いを聞くと、第3子への1000万円給付や移民の受け入れなど、…
防衛省・自衛隊の中枢機能が集まる東京・市谷本村町の高台。その敷地内に第2次世界大戦の記憶を今に伝える構造物がいくつか残っていることをご存じだろうか。戦争の最高統帥機関である「大本営」の巨大な防空壕(ごう)跡が地下に広がり、戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)の舞台ともなった旧1号館は「市ケ谷記念館」として当時の姿をとど…
各政党が定期的に開催する「党大会」は、党の最高意思決定機関に位置付けられる最も大きなイベントだ。国会議員や地方組織の代表者らが一堂に会し、年間の活動計画などを決定する。そこにはさまざまな狙いが込められており、各党は通常の議事に加えて趣向をこらす。近年は新たな党大会の在り方を模索する動きも出ている。(時事通信政治部 水…
「『検討』も『決断』も『議論』も全て重要で必要だ」。先月23日に岸田文雄首相が行った施政方針演説での一節だ。最近、首相は決断力をアピールする場面が目立つが、その指導力に疑問符を付ける国民の声は少なくない。首相のリーダーシップや日本政治の課題について、歴史や思想に詳しい日本大危機管理学部の先崎彰容(せんざき・あきなか)…
札幌市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致は、東京五輪を巡る汚職・談合事件の影響で大逆風を受けている。スポーツへの信頼を回復し、冬の祭典を再び開催できるのか。東京五輪組織委員会で副会長を務めた自民党の遠藤利明総務会長(73)に聞いた。(時事通信政治部 大塚淳子)
「異次元の少子化対策に挑戦する」。岸田文雄首相の年頭記者会見での発言が反響を呼んでいる。1人の女性が生涯に産む子どもの数の推計を示す合計特殊出生率が、当時の過去最低「1.57」を記録した1989年を契機に、政府はさまざまな少子化対策に取り組んできたが、歯止めはかかっていない。昨年の出生数は、国立社会保障・人口問題研究…
ひと昔前に政界で話題となった「オールフォーオール」(皆が皆のために)というフレーズを覚えているだろうか。消費税増税などを通じて介護や保育、高等教育を無償化するとの主張だ。看板政策に掲げた当時の民進党が2017年秋に分裂したことに伴い、フェードアウトしていった。
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