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特集 Jリーグ30周年
サッカーボールを手にするJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏=4月28日、東京都文京区
1993年に華々しく開幕したJリーグは、15日に節目の30周年を迎えた。初代チェアマンの川淵三郎氏(86)は「地域密着」の理念の下、強力なリーダーシップでプロ化に尽力し成功へ導いた。
インタビューに応じる鹿島クラブアドバイザーのジーコ氏=4月26日、茨城県鹿嶋市
◇ジーコ氏、進化に感慨=「プロのリーグ」に
インタビューに応じる元V川崎の柱谷哲二氏=2022年10月、横浜市
◇「鳥肌立った」「ピッチ立てて幸せ」=93年5月15日の開幕戦―柱谷氏、木村氏が回顧
オンライン取材に応じる三浦知良=7日
◇カズ「世界が目指すクラブ誕生を」
Jリーグの開幕30周年イベントに出席したJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏(左)と現チェアマンの野々村芳和氏=15日、東京都千代田区
Jリーグは1993年の開幕戦から節目の30周年を迎えた15日、東京都内で記念イベントを開催した。初代チェアマンを務めた川淵三郎氏(86)が、30年前の開会宣言を再現する形でスタート。同氏は「ここまで成長するとは正直、思っていなかった。サポーターが応援してくれたおかげ」と実感を込めた。
30周年を迎えたJリーグが、「J30ベストアウォーズ」として15日に発表したベストイレブンは次の通り。(カッコ内は現役選手の所属先)
ファンが選んだベストシーンは、元名古屋のストイコビッチさんが1994年の市原戦(現千葉)で見せた雨中のリフティング。水が浮いてドリブルの難しいピッチで、リフティングをしながら華麗に自陣からボールを運んだ。その姿は愛称のピクシー(妖精)のように、水の中で舞っているようだった。
ベストゴールのミドル・ロングシュート部門を受賞した試合でプレーする横浜Cの久保竜彦さん。左は浦和の小野伸二(現札幌)=2007年3月、埼玉スタジアム
ベストゴールのミドル・ロングシュート部門は、久保竜彦さんが受賞。横浜C時代の2007年3月に、浦和との開幕節で放った衝撃の一撃が選ばれた。「うれしい。覚えてもらえていてうれしい」。素朴で飾り気のない受け答えは、現役時代と変わらなかった。
Jリーグの開幕30周年イベントでMVPに選ばれ、笑顔の遠藤保仁選手(モニター内)ら=15日、東京都千代田区
Jリーグ30年の歴史を代表するMVPには、元日本代表MFの遠藤(磐田)が選ばれた。J1通算出場試合数672と、ベストイレブン12度の選出は歴代最多。「たくさんの選手、先輩方の中から自分が選ばれて誇りに思う」と喜んだ。
インタビューに答えるJリーグの野々村芳和チェアマン=1月12日、東京都文京区
Jリーグは1993年の開幕から30周年となる節目のシーズンを迎える。Jリーガー、コンサドーレ札幌の社長としても活躍した野々村芳和チェアマン(50)が時事通信のインタビューに応じ、これまでの歩みや展望などを語った。
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