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箱根駅伝2020
第96回東京箱根間往復大学駅伝競走で、1位でゴールする青学大の湯原慶吾=3日、東京・大手町
第96回東京箱根間往復大学駅伝競走最終日は3日、21チームが参加して神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路(6~10区、109.6キロ)が行われ、往路首位の青学大が10時間45分23秒の大会新記録で2年ぶり5度目の総合優勝を果たした。往路4位の東海大は復路を新記録で制したが、総合では2位にとどまり2連覇を逃した。往…
総合優勝を果たし、選手に胴上げされる青学大の原晋監督(中央)=3日、東京・大手町(代表撮影)
青学大は「やっぱり」強かった。圧巻のレースを披露。5連覇を逃した前回の悔しさを糧に、大会記録を7分近く塗り替えて王座を奪還した。4区区間新の吉田祐は「しんどい思いばかりしてきた。優勝できて悔いなく卒業できる」としみじみ語り、歓喜の涙を拭った。
◇原監督の偉大さ感じた
総合2位でゴールし、悔しさをにじませる東海大アンカーの郡司陽大(中央)=3日、東京・大手町(代表撮影)
往路優勝の青学大から3分22秒遅れて出た復路。大逆転を狙った東海大は6区と7区で2分1秒差まで迫った後、相手の背中が遠かった。総合連覇を逃し、両角監督は「決定的な差を往路でつけられた」と前半の出遅れの大きさを痛感した。
総合3位争いは、最終10区の残り2キロほどとなっても4チームが競り合う大混戦。最後に抜け出したのは国学院大の殿地だった。5位でたすきを受けると、残り約1キロでスパート。「イチかバチかと思った」という策が当たり、一気に他校を置き去りにした。
帝京大は往路の6位から浮上し、過去最高に並ぶ総合4位でゴール。6区で期待の島貫が区間13位と苦しんで8位まで順位を下げたが、7区以降に挽回して、最終10区は吉野が区間新記録の快走で大いに存在感を示した。いい形でレースを締めくくり、中野監督は「劣勢にもかかわらず、(各選手が)役割を果たせるようになった。たくましさを感じ…
総合9位でゴールする創価大のアンカー嶋津雄大=3日、東京・大手町
創価大の嶋津が最終10区で13年ぶりとなる区間新記録をマークした。中盤で左太もも裏に痛みを感じた中、「みんなの思いを背負ってシードを確実に取る」との思いを込め、患部をたたいての力走。3度目の出場だったチームを念願のシード権獲得へと導き、「安心感で自然と涙が出てきた」と感激した。(2020/01/03-18:41)
大会最優秀選手に選ばれた東洋大の相沢は「箱根駅伝を走る全選手が目指すところ。すごく驚いた」と喜びをかみしめた。チームは10位と低迷したものの、各校のエースが集う2区で史上初の1時間5分台をマークしたことが評価された。「賞をいただいたからには、箱根をステップに世界で活躍できる選手になりたい」。トラックで東京五輪出場を目…
東京国際大が堂々の総合5位に食い込んだ。復路は出だしの6区で後退したものの、7区からいずれも区間1桁順位と堅実なレース。3位に戻した9区の相沢からたすきを受けたアンカー内山が終盤、4チームによる激しい競り合いの中で踏ん張った。大志田監督は「よく攻めてくれた。満足のいくレースだった」と喜んだ。
前評判が高かった駒大と東洋大は、往路の出遅れから復路で巻き返すことはできなかった。
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