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クマによる人身被害 関連ニュース
クマ(資料写真)
環境省は1日、クマによってけがや死亡するなど被害を受けた人が4月から11月末時点の速報値で212人に上ったと発表した。統計を開始した2006年度以降で見ると、23年度は10月末時点ですでに過去最多となっていたが、さらに被害が拡大して初めて200人を超えた。死者数も6人で最悪となっている。環境省は、被害に悩む自治体に専…
農家と若手ハンターをつなぐ事業で捕獲されたイノシシ(小田急電鉄提供)
若い世代を中心とする狩猟への関心の高まりから免許取得者が増加する一方、実際には狩猟をしていない「ペーパーハンター」も増える傾向にある。クマをはじめ深刻化する鳥獣被害対策として捕獲者の確保が課題となる中、企業などで経験の浅いハンターらに機会を与える仕組みづくりが進んでいる。
クマの出没を想定し訓練を行う関係者ら=4月21日、秋田県鹿角市(県自然保護課提供)
東北地方を中心に今年度のクマによる人的被害が過去最多となる中、自治体の対策が追い付いていない。餌となるブナの実の不作が主な原因とされるが、過疎化に伴う耕作放棄地の拡大も背景にあり、根本的な対策は難しい。クマを駆除した自治体には「かわいそう」との批判が集まるケースもある。事態の深刻さを伝えようと、東北の知事らは国にクマ…
クマよけの鈴などが並ぶ「石井スポーツ登山本店」のクマ対策グッズコーナー=14日、東京都千代田区
クマによる人身被害が全国で相次ぐ中、ホームセンターなどで対策グッズの売れ行きが例年になく伸びている。秋の行楽シーズンを迎え、ハイキングやキャンプで入山する人が増えており、クマよけの鈴や撃退スプレーの需要が急増。品薄や完売の店舗もあり、売り場の担当者は「こんな状況は初めて」と驚いている。
伊藤信太郎環境相(中央左)に要望書を手渡す岩手県の達増拓也知事(左端)=13日午前、環境省
北海道の鈴木直道知事と岩手県の達増拓也知事らは13日、環境省に伊藤信太郎環境相を訪ね、クマ被害防止の要望書を提出した。クマによる人身被害が過去最悪となる中、クマを「指定管理鳥獣」に加え、捕獲費用を国の財政支援の対象とするよう求めた。達増氏によると、伊藤氏は「検討を進める」と応じたという。
北海道福島町などにまたがる大千軒岳で2日、若い男性とみられる遺体が見つかった。道警は、遺体の状況などからクマに襲われたとみて、身元の特定を進めている。
18年ぶりのリーグ優勝を決め、インタビューに答える阪神の岡田彰布監督=9月14日、甲子園
今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2023ユーキャン新語・流行語大賞」の候補が2日、発表された。18年ぶりのセ・リーグ優勝を果たしたプロ野球阪神で優勝を意味する「アレ」や、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」など30語。大賞とトップテンは12月1日に発表される。
環境省は1日、クマによってけがや死亡するなどの被害を受けた人数について、4月から10月末時点の速報値で180人に上ったと発表した。統計を開始した2006年度以降で見ると、今年度はまだ7カ月間の集計にもかかわらず、これまでで最多だった20年度の158人を上回った。クマの食料となるドングリが東北地方を中心に不作だとして、…
環境省=東京都千代田区
環境省は31日、クマ被害対策に関する関係省庁連絡会議で、自治体への緊急支援として専門家の派遣を始めることを明らかにした。東北地方を中心にクマによる人身被害が多発しており、野生生物の専門家が被害防止に向けた指導や助言を行う。
環境省は24日、クマによる人身被害が多発しているのを踏まえ、自治体への緊急支援を実施する方針を示した。特に被害が目立つ北海道と青森、岩手、秋田各県を中心に、人家周辺に生息するクマの調査や捕獲などにかかる費用を補助する。
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