時事ドットコムニュース
連載
私がラグビーに燃えた頃
ラグビーの世界一を争うワールドカップ(W杯)が9月8日、フランスで開幕。日本は2019年の前回大会で初めて8強入りを果たし、今回もどこまで躍進するか大きな注目を浴びる。実はラグビー経験を持ち、熱い視線を送る政治家も少なくない。格闘技の要素も持つこの競技は練習の厳しさで知られるが、その面白さと魅力はどこにあるのか。かつてラガーマンだった政治家に、泥まみれになって楕円(だえん)球を追っていた頃の思い出と「ラグビー愛」、そして日本代表への期待を語ってもらった。
ラグビーに打ち込んだ頃の思い出を語る重徳和彦氏=9月14日、東京・永田町の衆院第2議員会館の事務所【時事通信社】
立憲民主党の重徳和彦衆院議員は、東大の元ラガーマン。高校からラグビーを始め、大学ではもうやめようと思っていた。ところが先輩に誘われ、ラグビー部の練習を見ているうちに、再び血が騒いで入部。タックル重視で防御から攻撃に転じる「アタックル」で、慶応大を破る金星も挙げた。(時事通信解説委員・村田純一)
インタビューに応じる赤羽一嘉氏=9月6日、東京・永田町の衆院第2議員会館【時事通信社】
ラグビーに明け暮れ、全日本高校選抜としても注目された経験を持つのは公明党の前国土交通相・赤羽一嘉氏。左手に大きなけがをして大学でのプレーは断念したものの、高校時代には名門高の監督の目に留まり、転校を求められるほどの選手だった。(時事通信解説委員・村田純一)
ラグビーボールを手に写真撮影に応じる武見敬三氏=9月5日、東京・永田町の参院議員会館の事務所【時事通信社】
ラグビーの世界一を争うワールドカップ(W杯)が9月8日、フランスで開幕した。引き続き、かつてラガーマンだった政治家に、泥まみれになって楕円(だえん)球を追っていた頃の思い出や、ラグビーの面白さ、日本代表への期待を語ってもらった。(時事通信解説委員・村田純一)
ラグビー熱中時代の思い出を語る武田氏=2023年6月26日、東京・永田町の衆院第一議員会館【時事通信社】
北九州市にある少年ラグビーのクラブチームに入って以降、高校まで猛練習に明け暮れたのは、自民党の武田良太元総務相(55)。超党派の国会議員でつくる「国会ラグビークラブ」では幹事長を務める。右耳はラグビープレーヤーの勲章でもある「ギョウザ耳」。そんな武田氏に、ラグビーに熱中した時代の思い出話を聞いた。
ボールを持って力強く突進する遠藤氏(遠藤事務所提供)
6月に日本スポーツ協会の会長に就任した自民党の遠藤利明総務会長(73)は、ラグビー経験者やラグビー好きの国会議員でつくる「国会ラグビークラブ」の会長も務める。ラグビーを始めたのは中央大学時代、体育の授業から。そこで「生涯の恩師」に出会い、さまざまな影響を受けた。
1998年(高校3年)、長野県の菅平高原で夏合宿中の藤田氏(右下)=藤田文武氏提供
高校、大学でラグビーにどっぷりつかっていたのは日本維新の会の幹事長・藤田文武氏(42)。筑波大4年の最後のシーズン、けがで試合への出場を果たせず、悔しい思いをしたものの、主務としてチームをまとめた手腕は現在の政治活動にも生きているようだ。
西日本銀行ラグビー部時代、支店の後輩と。左が鬼木氏=1997年ごろ、福岡市(鬼木誠氏提供)
「小学生時代、もともと体が小さくて、運動もあまり上手じゃなかったので、コンプレックスを持っていました」
そう語るのは、元防衛副大臣で福岡市出身の衆院議員、鬼木誠氏(50)
新着
会員限定