市川猿之助さん

　松竹は３日、市川猿之助さん（４７）が出演予定だった７～１０月の歌舞伎公演を休演すると発表した。猿之助さんは５月に自宅で倒れて救急搬送され、６月公演（３日開幕）も休演していた。松竹は「今なお当局による対応が続いており、推察される本人の心身の状態に鑑みても出演を困難と判断した」と説明している。

　東宝は１日、人気テレビドラマを映画化した「劇場版『緊急取調室　ＴＨＥ　ＦＩＮＡＬ』」について、１６日に予定されていた公開を延期すると発表した。同作には、５月１８日に病院に搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助さんが総理大臣役で出演している。東宝は「総合的な判断」と説明。延期の期間は未定としている。（2023/06/01-2…

　松竹は２４日、歌舞伎俳優の市川猿之助さん（４７）が東京・歌舞伎座の「六月大歌舞伎」を休演し、代役を中村壱太郎さん（３２）が勤めると発表した。公演は予定通り、６月３～２５日に上演する。

　東京都目黒区の自宅で両親と共に倒れているのが見つかった歌舞伎俳優市川猿之助さん（４７）が、「家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」という趣旨の説明をしていたことが２０日、捜査関係者への取材で分かった。

　歌舞伎俳優市川猿之助さん（４７）の自宅で倒れているのが見つかり、死亡した両親の死因は、向精神薬中毒とみられることが１９日、警視庁捜査１課への取材で分かった。

　明治座（東京都中央区）は１９日、５月の「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」に主演していた市川猿之助さん（４７）の休演を受け、代役を立てて公演を続けると発表した。昼の部は市川團子さん（１９）、夜の部は中村隼人さん（２９）が代わりを勤める。

　人気と実力を兼ね備え、歌舞伎界をけん引してきた市川猿之助さん（４７）。「花形役者」を巡る事態急変は、関係者らに大きな衝撃を与えた。

　歌舞伎俳優の市川猿之助さんが１８日、自宅から救急搬送され、両親の死亡が確認された。明治座（東京都中央区）で猿之助さんが主演を務める公演のさなか。歌舞伎ファンの間で衝撃が広がるとともに、「戻ってきてほしい」と回復を願う声が聞かれた。

　１８日午前１０時２０分ごろ、歌舞伎俳優の市川猿之助さん（４７）のマネジャーから「迎えに来たら、本人が意識もうろうとしている」と１１９番があった。警視庁目黒署員らが東京都目黒区の自宅に駆け付けたところ、猿之助さんと両親が倒れているのが見つかった。

　市川猿之助さん（４７）の父親で、死亡した歌舞伎俳優の市川段四郎（本名喜熨斗弘之＝きのし・ひろゆき）さん（７６）は、スケールの大きな敵役や重要な役割を担う老け役などを勤め、活躍した。