時事ドットコムニュース
特集
トンガ海底火山噴火
火山噴火で被災したトンガのアタタ島の建物=2022年1月(オーストラリア国防省提供、EPA時事)
【シドニー時事】南太平洋の島国トンガの海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」が噴火してから、15日で1年。津波被害で村ごと移転を余儀なくされた地域もあり、住宅やインフラの復興は途上にある。噴火前から地球温暖化の危機にさらされてきたトンガは、復興の柱に再生可能エネルギー導入を据え、活路を見いだそうとしている。
トンガ諸島の海底火山が1月15日に噴火した際、気象衛星ひまわり8号が観測した画像。噴煙高度は観測史上最高の57キロに達していた(気象庁、英オックスフォード大提供)
南太平洋・トンガ諸島の海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」が1月15日に噴火した際、噴煙の高さは57キロに達したことが日米韓の静止気象衛星の観測データで分かった。英オックスフォード大などの研究チームが4日付の米科学誌サイエンスに発表した。観測史上最高で、地球大気の対流圏や成層圏を突き抜け、中間圏に到達していた…
新着
会員限定