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混迷、英政界 新首相にスナク氏
シートベルトをせず車に乗っているスナク英首相(19日公開の動画より)(ロイター時事)
【ロンドンAFP時事】スナク英首相が19日、シートベルトをしないで車に乗っている様子を撮影した動画を自らインターネット交流サイト(SNS)で公開し、騒ぎになっている。警察は「捜査する」と約束。スナク氏は、報道官を通じ「判断ミスだった」と誤りを認め謝罪した。
握手する岸田文雄首相(左)と英国のスナク首相=11日、ロンドン(EPA時事)
【ロンドン時事】岸田文雄首相は11日午後(日本時間同)、ロンドンで英国のスナク首相と会談した。両首脳は、自衛隊と英軍が相互の国を訪問する際の法的地位などを定めた円滑化協定(RAA)に署名。覇権主義的動きを強める中国やウクライナ侵攻を続けるロシアを念頭に、日英の安全保障面の協力を一層強化させることで一致した。
英野党・労働党のスターマー党首=11月22日、中部バーミンガム(AFP時事)
【ロンドン時事】英最大野党・労働党は5日、次期総選挙で勝利し、政権に就いた場合を想定した政策文書を公表した。貴族らで構成する上院の廃止や地方分権強化を提示し、与党・保守党とは違う独自色をアピール。政権交代を通じた変化の必要性を国民に訴えた。
スナク英首相=22日、ロンドン(EPA時事)
【ロンドン時事】経済失策で退陣したトラス氏の後任として、スナク氏が英首相に就任してから25日で1カ月となった。減税策の迷走で混乱極まった前政権と比べ、スナク氏の政権運営はおおかた安定しており、出だしは順調と言える。ただ、物価高や光熱費高騰に苦しむ国民の不満はくすぶり続けており、政権批判に発展する可能性もある。
英議会下院で演説するスナク首相=17日(英議会提供)(AFP時事)
【ロンドン時事】スナク英政権は17日、増税と歳出削減による総額550億ポンド(約9兆円)規模の大幅な財政引き締め策を公表した。景気の押し上げを目的にトラス前政権が打ち出した大型減税案が市場から「ノー」を突き付けられ、大きな混乱を招いたことで、軌道修正を迫られた。
英下院で中期財政計画を発表するハント財務相=17日、ロンドン(議会放送より)(AFP時事)
【ロンドン時事】スナク英政権は17日、経済政策の柱となる中期財政計画を発表した。景気の下支えより物価高の抑制や財政健全化を優先し、総額年550億ポンド(約9兆円)規模の増税と歳出削減策を盛り込んだ。トラス前政権が大型減税案で市場を混乱させ、厳しい批判を受けたことを踏まえ、財政引き締めに転換した。
トラス前英首相(右)とクワーテング前財務相=10月2日、英中部バーミンガム(AFP時事)
【ロンドン時事】発足からわずか1カ月半の退陣の主要因となった大型減税策を推し進めようとするトラス英首相(当時)に対し、同政策を共につくったクワーテング前財務相が、「落ち着くべきだ」と当時、助言していたと明らかにした。真相は不明だが、政権迷走の舞台裏が垣間見える発言だと話題になっている。
ウィリアムソン英無任所相=10月24日、ロンドン(EPA時事)
【ロンドン時事】先月発足したばかりのスナク英政権のウィリアムソン無任所相が8日、辞任した。ウィリアムソン氏は同僚らに対する嫌がらせ疑惑が浮上、被害者が当局に苦情申し立てを行っていた。スナク首相の任命責任が問われる可能性もある。
スナク英首相(AFP時事)
【ロンドン時事】スナク英首相は2日、6~18日にエジプトで開かれる国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)に参加すると表明した。首相官邸はこれまで「他の差し迫った国内業務」を理由に欠席すると説明していた。野党や環境保護団体は「気候変動問題に対するリーダーシップに欠ける」などと批判していた。
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