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東日本大震災10年 アスリートたちの思い
マラソンMGCの40キロ付近、2位の服部勇馬(左、トヨタ自動車)と3位の大迫傑(ナイキ)=2019年9月15日、東京都内[代表撮影]【時事通信社】
男子マラソンの東京五輪代表、服部勇馬(27)=トヨタ自動車=は東日本大震災が発生した当時、仙台育英高の2年生だった。その日、3月11日は千葉県内で合宿中。テレビを通して見た仙台市沿岸部が津波にのみ込まれる衝撃的な光景は、今も脳裏に焼き付いている。仙台は、新潟県十日町市の実家を離れ、競技者としての土台を築いた「第2のふ…
ワールドラグビーの年間表彰式でキャラクター賞を受賞した釜石市。授賞式に参加した釜石シーウェイブスのゼネラルマネジャー桜庭吉彦さん(左)ら=2019年11月3日、東京都港区【時事通信社】
ラグビーの釜石シーウェイブスは、震災で大きな被害を受けた岩手県釜石市に本拠を置く。前身の新日鉄釜石はかつて日本選手権7連覇を達成した伝説的チーム。2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の会場ともなった「ラグビーのまち」で、シーウェイブスは地域に密着したクラブチームとして活動してきた。陣頭指揮を執ってきたのが、ゼネラ…
審判に交代選手を告げる楽天の平石洋介監督(左)=2019年4月7日、京セラドーム大阪【時事通信社】
大震災の発生時、仙台市に本拠地を置くプロ野球の楽天は遠征中だった。兵庫県明石市内でロッテとのオープン戦。試合は八回表終了時点で打ち切りとなった。震災後の約1カ月間、チームは仙台に帰れず、各地を転々とする日々を送った。当時、楽天の現役選手で、今はソフトバンクの打撃コーチを務める平石洋介さん(40)は、10年前の様子を鮮…
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