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核のごみ最終処分地選定 関連ニュース
インタビューに答える北海道神恵内村の高橋昌幸村長=4日、同村
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定に向けた調査が、北海道の2町村で進む。2年と見込まれていた文献調査は開始から約3年が経過したが、その間に新たな調査地は現れていない。インタビューに応じた神恵内村の高橋昌幸村長は、国と調査主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)に対し「早く第3、第4の調査地が…
経済産業省は13日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場を選定するための「文献調査」について、評価の考え方をまとめた。活断層や火山などの項目ごとに評価基準を設け、避けるべき地点を明確化。選定の第2段階「概要調査」の候補地検討に活用する。
福井県の中村保博副知事(右)に使用済み核燃料対策について説明する関西電力の水田仁原子力事業本部長(左)と資源エネルギー庁の山田仁資源エネルギー政策統括調整官(右から2人目)=10日午前、福井県庁
関西電力の水田仁原子力事業本部長は10日、福井県庁で中村保博副知事と面談し、県内の原発から出る使用済み核燃料について、原発構内に空冷の「乾式貯蔵施設」を建設し、一時保管する計画を示した。その上で、2030年ごろに中間貯蔵施設の操業を開始するとしている。
【図解】核燃料サイクルのイメージ
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場を選定するための「文献調査」について、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が受け入れない考えを表明した。住民の理解を得るハードルは高く、政府が目指す文献調査の実施地域拡大の難しさが浮き彫りになった。最終処分場が決まらない限り、政府が推進する核燃料サイクルは完成しない。岸…
長崎県対馬市の比田勝尚喜市長=27日、同市役所
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が「文献調査」を受け入れない意向を表明した。離島という環境の中で人口減少が進み、地域活性化が課題となっているが、調査実施に伴い国から受けられる多額の交付金に頼らないでまちづくりに当たることを選んだ。市長は、企業の誘致などに…
記者会見する長崎県対馬市の比田勝尚喜市長=27日午後、同市役所
長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は27日の市議会本会議で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた「文献調査」について、受け入れない意向を表明した。市長は「市民の合意形成が十分でないと判断している。観光業、水産業などへの風評被害が少なからず発生すると考えられる」と述べた。
松野博一官房長官は27日の記者会見で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に関し、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が「文献調査」を受け入れない意向を表明したことについて、「選定は地域の皆さまの理解なくして進められない。最終処分に対する理解が深まるよう取り組む」と述べた。(2023/09/27-17…
記者会見を終える松野博一官房長官=27日午前、首相官邸
松野博一官房長官は27日の記者会見で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分について「政府一丸となり、政府の責任で取り組んでいく」と述べ、処分地選定に向けた「文献調査」の実施地域の拡大を目指す考えを示した。(2023/09/27-11:47)
高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた「文献調査」の受け入れを求める請願の採決で、賛成議員が起立した長崎県対馬市議会=12日午後、同市
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場を巡り、長崎県対馬市議会(定数19)は12日の本会議で、「文献調査」の受け入れを求める地元建設業界の請願を賛成多数で採択した。文献調査は、最終処分場選定に向けた第一のステップとされ、今後は比田勝尚喜市長の判断が焦点となる。
高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた「文献調査」の受け入れを求める請願を採択した長崎県対馬市議会特別委員会=8月16日、同市
長崎県対馬市議会(定数19)は8日、議会運営委員会を開いた。原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定の第1段階となる「文献調査」の受け入れを求める請願について、12日の定例会本会議で採決することを確認した。議長を除く18人で構成する特別委員会で賛成多数により採択されており、本会議でも採択される公算…
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