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◆卓球特集◆高速のチェス
卓球パリ五輪代表選考会女子決勝で張本美和(手前)と対戦する早田ひな=2023年5月7日、神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館【時事通信社】
卓球の第4回パリ五輪シングルス代表選考会として6、7日に行われた全農カップ平塚大会(神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館)は、女子が早田ひな(日本生命)、男子は戸上隼輔(明治大)がともに全日本チャンピオンの実力を見せて優勝した。各選手は力を振り絞って戦ったが、世界選手権個人戦(20~28日、南アフリカ・ダーバン…
今年の全日本選手権でベスト4入りを決め、ガッツポーズする石川佳純=1月28日、東京体育館
日本卓球界をリードしてきた石川佳純(全農)が引退を表明した。現役生活23年。世界の壁と卓球のめまぐるしい進化に歯を食いしばりながら、エースとしてリーダーとして立ち向かう姿を多くの人々の心に残した。日本はもちろん中国など世界の卓球ファミリーやファンが引退を惜しみつつ、その功績と努力を称えるだろう。
決勝でプレーする木原美悠=26日、東京・代々木第2体育館
卓球のノジマTリーグは26日、代々木第2体育館で女子決勝が行われ、レギュラーシーズン1位の木下神奈川が同3位の日本生命を3-2で破り、初優勝した。勝負は最終ビクトリーマッチにもつれ込み、18歳の木原美悠(エリートアカデミー)が伊藤美誠(スターツ)に持ち前の勝負度胸と戦術の読みで挑んで11-9で競り勝ち、悲願を達成した。日本生命は初シーズン以来の連覇が4で止まった。
決勝のビクトリーマッチで得点して叫ぶ張本智和=23日、東京・代々木第2体育館
卓球のノジマTリーグは23日に男子決勝が行われ、レギュラーシーズン2位の琉球が同1位の木下東京を3-2で破り、2季ぶり2度目の優勝を果たした。最終5番のビクトリーマッチで、世界ランク5位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)に勝って優勝を決めた張本智和(IMG)は移籍1年目。試合後にラケットを放り投げて喜びを爆発させた。積もった思いがこみ上げたようだが、ラケット投げは海外では処分の対象にもなる。
シングルスで安藤みなみ(奥)を下して笑顔の早田ひな=22日、東京・代々木第2体育館
卓球のノジマTリーグは22日、東京・代々木第2体育館でプレーオフ第1日の女子準決勝が行われ、レギュラーシーズン3位の日本生命が同2位の名古屋を3-0で破った。5連覇を懸け、26日の決勝で同1位の木下神奈川と対戦する。
木下神奈川の張本美和(中央)と木原美悠(奥)
卓球のノジマTリーグは22日から東京・代々木第2体育館で男女プレーオフが行われる。今季6チームで行われた女子は、木下神奈川か名古屋が勝てば初優勝、日本生命なら1季目から5連覇を果たす。4チームの男子は、1位の木下東京と2位の琉球で決勝を行う。レギュラーシーズンの勝ち点差によって、下位チームが先にダブルスなどのオーダーを開示する特別ルールがどう影響するかも見どころだ。
赤江夏星
卓球のノジマTリーグは26日、レギュラーシーズンの全日程が終わり、最後までもつれた女子の順位争いは名古屋が2位、日本生命が3位となり、プレーオフの準決勝へ進出した。日本生命はこの日、日本ペイントを3-1で下して得失マッチ差1でかわし、Tリーグ1季目からの5連覇へ望みをつないだ。
篠塚大登
卓球のノジマTリーグは17~19日に男女計7試合が行われ、男子は木下東京と琉球のレギュラーシーズン1、2位以内が確定し、3月のプレーオフ決勝を戦うことになった。女子はプレーオフ準決勝へ進む2、3位をめぐって3チームが大激戦を展開しており、19日には5連覇を狙う日本生命が痛い敗戦を喫した。
日本生命戦のシングルスでプレーする木下神奈川の張本美和=12日、川崎市のカルッツかわさき
卓球のノジマTリーグは11、12日に各地で男女計6試合が行われ、女子は木下神奈川がレギュラーシーズン1位を確定させ、プレーオフの決勝進出を決めた。日本のトップクラスがそろう木下神奈川にあって、大事な試合に「エース起用」されたのが14歳の張本美和(木下アカデミー)。この2日間で単複4戦4勝し、昨年末から同7連勝とした。驚くべき成長ぶりは、優勝争いとともにTリーグ最終盤の大きな見どころになりそうだ。
早田ひな
卓球の全日本選手権が終わり、ノジマTリーグが再開された。レギュラーシーズンが大詰めに来て、プレーオフ進出に「黄信号」がともる日本生命では、全日本で明暗を分けた日本の「2トップ」早田ひなと伊藤美誠(スターツ)が、チームの5連覇とともに来夏のパリ五輪へ向けて、それぞれの再スタートを切った。
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