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安倍政権、憲政史上最長~与野党論客に問う~
インタビューに答える高村正彦自民党前副総裁=15日、東京・永田町
―長期安定政権を築いた要因は。 安倍晋三首相が現実的、合理的に何が国益かを考え、政治を行ってきたということだ。ぶれずにアベノミクスを実行し、長く続いたデフレから「デフレではない状態」にもってきた。正社員の有効求人倍率は1を超え、完全雇用の状態をつくり上げた。(安全保障関連法により)「侵略しない国」だけでなく「侵略されない国」に着々と歩を進めることができた。
インタビューに答える公明党の漆原良夫前中央幹事会長=14日、東京・永田町
―安倍政権に対する評価は。 第1次政権が1年で終わり、復活して最長になるとは感慨深い。大変な努力だったと思う。2012年に政権を奪還した時は、3年3カ月の民主党政権を受け、内政、外交とも大変な時期、ある意味で最悪の状況だった。経済と外交、震災からの復興は非常に大きな成果を出している。
インタビューに答える岡田克也元外相=14日、東京・永田町
―安倍晋三首相の通算在職日数が憲政史上最長となる。 長かったけれども、なし得たものがほとんどない、目立った成果のない内閣だ。 ―アベノミクスの評価は。 物価2%(上昇)のための一時的措置として次元を超えた緩和と言いながら、物価目標は全く達成できていない。失敗だったと明確に言うことができる経済政策だ。
インタビューに答える国民民主党の前原誠司元外相=13日、東京・永田町
―安倍晋三首相の通算在職日数が史上最長に。 理由は二つ。1次政権の反省に立って改良を加えたことと、旧民主党政権に期待した人の「結局ダメだった」という失望感が今も続くことだ。 ―政権の評価は。 マネジメントはうまい。党重鎮を主要ポストに据えて挙党態勢を構築し、派閥バランスを取って安定した内閣をつくった。
首相在職日数
安倍晋三首相の在職日数は20日で通算2887日となり、戦前に3回政権を担った桂太郎を抜き、歴代最長となる。経済最優先の路線が底堅い支持を集める一方、長期政権の「おごり」を指摘する声も根強い。自民党総裁としての残り任期は2年。首相は憲法改正など宿願達成に意欲を示すが、先行きは見通せない状況だ。
安倍政権の歩み
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