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吉野彰氏にノーベル化学賞
ノーベル化学賞を受賞して帰国し、記者会見でメダルと賞状を披露する旭化成名誉フェローの吉野彰さん(左)と妻久美子さん=15日午前、成田空港
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)が15日、妻久美子さん(71)らと共に、授賞式が行われたスウェーデン・ストックホルムから成田空港に帰国した。
ノーベル賞授賞式から一夜明け、「賞」と自ら書いた色紙を手に笑顔を見せる旭化成名誉フェローの吉野彰さん=11日、ストックホルム
【ストックホルム時事】ノーベル賞授賞式から一夜明けた11日午前(日本時間同日夜)、吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)がストックホルム市内で記者団の取材に応じ、授賞式があった前日を「長かったような短かったような。雪も積もり印象的で、最高の1日だった」と振り返った。
ノーベル賞授賞式後の晩さん会に出席した旭化成名誉フェローの吉野彰さん(手前から6人目)と妻の久美子さん(同5人目)=10日、ストックホルム
【ストックホルム時事】ストックホルムの市庁舎で10日夜(日本時間11日未明)に始まった晩さん会にはノーベル賞受賞者ら約1300人が参加。オーケストラの演奏が流れる華やかな雰囲気の中、化学賞を受賞した吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)は妻久美子さん(71)と歓喜のうたげを楽しんだ。
米国の3人が選ばれた2017年のノーベル物理学賞(EPA時事)
【ストックホルム時事】今年のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池を開発した吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)と米大学の2氏に決まり、実用化に寄与した東芝研究開発センターの水島公一エグゼクティブフェロー(78)らは選に漏れた。一つのテーマでの受賞者を最大3人に限定しているためだが、近年は研究チームの規模も大きくなり、「4人目」となった科学者の功績をどうたたえるかが問われている。
ノーベル賞授賞式を終え、メダルを手に笑顔を見せる旭化成名誉フェローの吉野彰さん=10日、ストックホルムのコンサートホール
【ストックホルム時事】今年のノーベル賞授賞式が10日夕(日本時間11日未明)、ストックホルムのコンサートホールで開かれ、化学賞に選ばれた吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)に、スウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと賞状が授与された。
ノーベル賞授賞式でメダルと賞状を受け取るジョン・グッドイナフ米テキサス大教授=10日、ストックホルムのコンサートホール
【ストックホルム時事】リチウムイオン電池の開発で、吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)と共にノーベル化学賞を受けたジョン・グッドイナフ米テキサス大教授は、史上最高齢の97歳での受賞となった。車椅子に乗ってメダルと賞状を受け取ると、穏やかな表情で客席からの拍手に応えた。
かつて吉野彰さんと一緒に旭化成でリチウムイオン電池を研究した実近健一さん=2日午後、東京都千代田区
リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞に選ばれた旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)。当初はなかなか成果が出ず、部下を減らされるなど、研究は瀬戸際に追い込まれたこともあった。
ノーベル賞のメダルと賞状を授与される吉野彰・旭化成名誉フェロー=10日、ストックホルムのコンサートホール(代表撮影・時事)
リハーサルのため授賞式会場に向かう吉野彰さん=10日、ストックホルム(代表撮影・時事)
【ストックホルム時事】今年のノーベル化学賞を受ける吉野彰・旭化成名誉フェロー(71)は10日夕(日本時間11日未明)、ストックホルムで開かれる授賞式に臨む。「社外に認められる研究者になれ」。かつて薫陶を受けた元部下らも授賞式に出席し、吉野さんの晴れ舞台を見守るという。
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