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シリア情勢
【ニューヨーク時事】グテレス国連事務総長は21日、戦闘が激化し昨年12月以降約90万人の避難民が発生しているシリア反体制派の最後の拠点、北西部イドリブ県について「人がつくった悪夢を終わらせなければならない」と述べ、制御不能な事態回避のための即時停戦や支援の拡大を改めて呼び掛けた。国連本部で声明を読み上げた。
【カイロ時事】シリア国営メディアは12日、北東部カミシュリ近郊で同日朝、米軍主導の有志連合部隊がアサド政権軍の検問所を通過しようとした際に群衆へ発砲し、市民1人が死亡、1人が負傷したと伝えた。群衆は「米国の占領部隊」を追い返そうとして、装甲車4台を破壊したという。
【ワシントン時事】トランプ米大統領は26日、ツイッターで、シリアの反体制派最後の拠点である北西部イドリブ県で、ロシアやシリア、イランが罪のない市民を殺害していると非難し、中止を求めた。「トルコがこの虐殺を止めるために一生懸命取り組んでいる」とも指摘した。
シリアのイドリブ県南部からトルコ国境を目指す市民ら=24日、イドリブ県(AFP時事)
【カイロ時事】シリア反体制派最後の拠点の北西部イドリブ県で、アサド政権と後ろ盾ロシアの空爆激化により避難を強いられた市民が急増している。国連の推計では、今回の空爆激化の影響で13万人以上が家を追われた。多くは隣国トルコとの国境沿いへ向かうが、トルコは流入を防ごうと国境を閉ざしており、行き場を失った人々が窮地に陥ってい…
アサド政権軍によるとみられる空爆を受けるシリア北西部イドリブ県=18日、マアラトアンヌウマン(AFP時事)
【カイロ時事】シリア反体制派の最後の牙城である北西部イドリブ県で、奪還を目指すアサド政権と後ろ盾ロシアによる空爆が再び激しくなり始めた。既に数万人規模の市民が避難を余儀なくされている。冬の寒さが厳しさを増す中、国連は「住居や食料など支援を必要とする人々の脆弱(ぜいじゃく)性をさらに悪化させている」と人道危機の深まりを…
【ニューヨーク時事】国連安保理は20日、内戦下のシリアへの越境人道支援を1年間延長するベルギー、ドイツ、クウェート作成の決議案を採決した。15理事国中13カ国が賛成したが、シリアの後ろ盾ロシアと中国が拒否権を行使し否決された。支援対象者は400万人に上り、安保理は来年1月の期限まで、延長に向け調整する。
【ワシントン時事】エスパー米国防長官は4日、ロイター通信のインタビューで、シリア北東部に展開していた米軍部隊の撤収が完了したことを明らかにした。シリア国内の他の地域に約600人が残留しており、トランプ大統領が10月に部隊撤収を表明した時点の約1000人から、4割程度が引き揚げたことになる。
3日、ロンドンで北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長(左)と会談するトランプ米大統領(AFP時事)
【ロンドン時事】北大西洋条約機構(NATO)創設70年を記念する首脳会議は、米仏両国の反目に加え、トルコが対立の火に油を注ぐ構図となり、内部対立が改めて浮き彫りになった。トランプ米大統領は折に触れ、「NATOはより強固になっている」と強調。しかし内部の不協和音は覆い隠せず、結束の揺らぎが危険水準に達していることを印象…
【ロンドン時事】英独仏3カ国とトルコの首脳は3日、ロンドンで会談し、トルコ軍が越境軍事作戦を展開したシリア北部情勢などへの対応を協議した。作戦の正当性を主張するトルコと批判的な欧州との立場の違いは大きく、英首相官邸によると、首脳らは「テロとの戦い」の継続を確認するにとどまった。
【イスタンブール時事】シリア北部ラスアルアイン付近の村で26日、自動車に積まれた爆弾がさく裂し、トルコ国防省によると少なくとも17人が死亡、20人が負傷した。現場一帯は、10月にクルド人民兵組織、人民防衛部隊(YPG)に対する越境軍事作戦を展開したトルコ軍の実効支配下にある。
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