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史上初 ブラックホールの撮影成功
米科学誌サイエンスは20日号で、2019年の十大成果を掲載した。日米欧などの国際共同研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」による世界初のブラックホール撮影成功がトップに選ばれた。
【シリコンバレー時事】米IT企業経営者らが優れた科学研究をたたえる「ブレークスルー賞」の授賞式が3日、カリフォルニア州で開かれ、ブラックホールの姿の撮影に初めて成功した国際研究チームの347人が共同受賞した。賞金は300万ドル(約3億2000万円)。
国際共同研究プロジェクトEHTが史上初めて撮影に成功したブラックホールの姿(EHTコラボレーション提供)
国立天文台などが参加する日米欧などの国際共同研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」は10日、南米チリにあるアルマ望遠鏡など世界各地の電波望遠鏡による観測で、史上初めてブラックホールの姿を撮影することに成功したと発表した。あらゆるものをのみ込み、謎に包まれているブラックホールの解明に役立つと期…
ブラックホールの研究成果について記者会見する国立天文台の本間希樹教授=10日夜、東京都千代田区
国立天文台などの国際研究プロジェクトが捉えたブラックホールの姿は、20世紀初頭に予言されて以降、「間接証拠」でしか示せなかった存在を初めて「直接証拠」で証明した。物理学、天文学の双方で大きな成果が期待され、プロジェクトに参加した本間希樹・国立天文台教授は「百聞は一見にしかず。100年かけて解こうとしてきたジグソーパズ…
銀河の中心などに存在する極めて質量の大きな天体。アインシュタインが約100年前に提唱した一般相対性理論に基づき、存在が予言された。
世界各地の電波望遠鏡をつなぎ、史上初となるブラックホールの撮影に成功した国際共同研究プロジェクト。
史上初めて撮影に成功したブラックホールの姿(EHTコラボレーション提供)
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