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特集
ゲノム編集
がん患者自身の免疫細胞を強化する療法「CAR―T細胞療法」に遺伝子を効率良く改変するゲノム編集技術を応用し、改変した免疫細胞が患者の体内で機能することを臨床試験で確認したと、米ペンシルベニア大の研究チームが6日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
精子や卵子が作られる際の特殊な細胞分裂(減数分裂)のスイッチを入れる遺伝子を発見したと、熊本大などの研究チームが7日、米科学誌デベロップメンタル・セル電子版に発表した。減数分裂の異常は不妊の原因の一つで、成果は不妊治療の進展にもつながると期待される。
【北京時事】中国広東省の深セン市南山区人民法院(裁判所)は30日、2018年11月に遺伝子を効率よく改変する「ゲノム編集」技術を使ってエイズウイルス(HIV)に感染しないよう受精卵を操作して双子を誕生させたと公表した元南方科技大学副教授の賀建奎被告に対し、違法医療行為罪で懲役3年、罰金300万元(約4700万円)の実…
厚生労働省の専門委員会は4日、遺伝子を効率よく改変する「ゲノム編集」を人間の受精卵に施して子どもを誕生させることへの規制強化を求める報告を大筋でまとめた。法規制を含めた制度が必要だとする報告書を近く作成する見通しで、政府の生命倫理専門調査会に提出する。
通常のマダイ(写真上)と遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」技術を使って開発された肉厚なマダイ(写真下)(近畿大・京都大提供)
遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」技術を使った食品について、開発者が国へ届け出る制度が今月から始まり、早ければ年内にもゲノム編集食品が流通し、食卓に並ぶ見通しとなった。一部については安全性審査が義務付けられておらず、国への届け出や食品への表示も販売側の任意とされており、安全性について懸念する声も上がっている。
遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集」技術を使った食品について、厚生労働省は1日から、流通や販売に関する届け出制度を始める。ゲノム編集技術のうち、特定の遺伝子を切断する場合は安全性審査を義務化せず、開発者などに国への届け出を任意で求める。
エイズウイルス(HIV)に感染したマウスで、免疫細胞の染色体に組み込まれたHIVのDNAを除去する実験に成功したと、米テンプル大とネブラスカ大の研究チームが発表した。HIVの増殖を抑える抗ウイルス薬の作用が長く続くよう工夫した上で、遺伝子を効率良く改変するゲノム編集技術を使い、ウイルスDNAを「削除」したという。
総合科学技術・イノベーション会議で発言する安倍晋三首相(右から2人目)=19日午後、首相官邸
政府は19日、総合科学技術・イノベーション会議(議長・安倍晋三首相)を首相官邸で開き、2019年度版の統合イノベーション戦略を了承した。月内に閣議決定する。先端技術を活用した新たなビジネスを開拓するベンチャー企業の創業を支援するための拠点都市を構築することが柱。
政府の生命倫理専門調査会は22日、遺伝子を効率よく改変する「ゲノム編集」を人の受精卵に使った上で、子宮に戻したり、子どもを誕生させたりすることについて、法規制を検討するよう求める報告書案をまとめた。これまで指針による禁止にとどめていたが、中国の研究者が昨年、双子を誕生させたと発表したのを受け、法規制にかじを切った。
受精卵のゲノム編集 遺伝子を効率よく改変する「ゲノム編集」を、人の受精卵に行うこと。現在の技術では目的以外の遺伝子も改変し健康上の問題を引き起こす可能性があり、影響は子孫にも伝わる。重病の遺伝子を修復する治療になり得るとされる半面、今いる患者の否定や、親が望む資質を持つ「デザイナーベビー」につながりかねない倫理面の問…
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