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特集
インド・パキスタン情勢
17日、ニューデリーで、投石する抗議行動参加者(EPA時事)
【ニューデリー時事】インドのモディ政権が、周辺国からの不法移民に対しイスラム教徒を除いて国籍を与えると決め反発が広まっている問題で、インドのメディアは18日、「首都ニューデリー北東部で集会・夜間外出の禁止措置が発動されている」と報じた。抗議行動を抑えるための措置とみられる。
15日、ニューデリーで起きた政府への抗議デモで燃やされるバス(AFP時事)
【ニューデリー時事】周辺国からの不法移民に対し、イスラム教徒を除き国籍を与えると決定したインドのモディ政権への抗議行動が全土で激しさを増している。ヒンズー至上主義を掲げる政権のイスラム教徒「弾圧」の一環と批判されており、AFP通信によると、抗議行動に絡み、15日までに少なくとも6人が死亡した。
29日、インド政府が自治権剥奪を決めた北部ジャム・カシミール州のスリナガルで警備に当たる治安部隊(AFP時事)
【ニューデリー時事】インド政府が8月上旬に北部ジャム・カシミール州の支配強化を決めて以降、特にイスラム教徒が多数を占めるカシミール地域では抵抗運動を抑えるため、外出禁止などさまざまな規制が敷かれた。住民は電話取材に、2カ月以上たった今も「商店は閉じたまま。公共交通機関が止まり、病院にも行けない」と嘆いた。
インドのモディ首相=18日、ムンバイ(AFP時事)
【ニューデリー時事】インド北部のパキスタンとの係争地、ジャム・カシミール州が31日、州からインド政府の直轄領となる。ヒンズー至上主義を掲げるモディ政権が8月、国内で唯一イスラム教徒が多数派の同州の自治権剥奪を決定したことに伴う措置。住民の抵抗運動激化や、分離独立を狙う過激派の活発化が予想され、全国的な治安悪化につなが…
【ニューデリー時事】インド訪問中の中国の習近平国家主席は12日、南部チェンナイでモディ首相と非公式に会談した。インド外務省の声明によると、両者は貿易や投資などの分野で関係を深めることで一致した。両国とパキスタンが領有権を争うカシミール地方の問題に関しては「議論されなかった」といい、中国が対印関係改善を重視してインド側…
9日、ジュネーブで、国連人権理事会に臨むバチェレ国連人権高等弁務官(AFP時事)
【ニューデリー時事】インドが、イスラム教徒住民が多数派の北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪したことに関連し、州内の通信を規制したり、地元政治家を拘束したりしたことについて、バチェレ国連人権高等弁務官は9日、「深い憂慮」を表明した。ジュネーブで開かれた国連人権理事会で発言した。
インド北部ジャム・カシミール州の中心都市スリナガル近郊で、個人宅を利用した教育施設で勉強する子供たち=2日(AFP時事)
【ニューデリー時事】インド政府が、パキスタンと領有権を争う北部ジャム・カシミール州の支配強化を狙い、州の自治権を剥奪する大統領令を出してから5日で1カ月を迎えた。中心都市スリナガル周辺では依然、電話やインターネットなどの通信手段、移動の制限が続いている。外国メディアの州内へのアクセスも困難な状況だ。
31日、インド北東部アッサム州の村で、「国民登録簿」に自分の名前があるか確認するため列をつくる住民ら(ロイター時事)
【ニューデリー時事】インド政府は31日、北東部アッサム州住民を対象に、「不法移民」排除を目的とする「国民登録簿」を発表し、住民約3300万人のうち主にイスラム教徒の約190万人が除外された。登録から漏れた住民は市民権が剥奪される恐れがある。ヒンズー至上主義を掲げるモディ政権は、イスラム教徒が多数派の北部ジャム・カシミ…
【ワシントン時事】トランプ米大統領は19日、インドのモディ首相、パキスタンのカーン首相とそれぞれ電話会談し、印パ両国が領有権を争うカシミール問題をめぐり、双方が緊張緩和に向けて自制する必要性を強調した。
カシミール地方のインド側、ジャム・カシミール州スリナガルで開かれた自治権剥奪に抗議する集会の参加者ら=2019年8月16日【AFP時事】
インド政府は8月5日、インドとパキスタンが領有権を争うジャム・カシミール州の自治権を剥奪すると発表。翌6日、同州の自治権を認めた憲法370条の撤廃案が議会で成立した。
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