野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶり3度目の優勝を目指す日本代表「侍ジャパン」は1次、2次リーグを6戦全勝で乗り切り、準決勝に進出した。
準決勝、決勝は20-22日(現地時間)に米ロサンゼルスのドジャースタジアムで開催され、日本は21日(日本時間22日)の準決勝で初優勝を狙う米国と対戦する。ここまでの日本の戦いぶりとロサンゼルスでの戦いを展望しよう。
多くの不安材料を抱えていた侍ジャパンが、予想外の快進撃を見せて4大会連続の4強を決めた。試合は接戦の連続で、試合前半から余裕を持って勝ったのは1次リーグの中国戦(7-1)ぐらいのもの。ハラハラドキドキの連続で、決してライバルたちを圧倒してきたわけではない。ただ、勝負事で優先されるのは勝つこと。大会前の不安材料を考えると、6連勝の戦いは見事というほかない。厳しい戦いを物にする中でチームは一体感を増し、勝負に集中できている印象だ。
懸案だった打順もほぼ固まり、投手陣の役割も整理されてきた。ほとんどの選手が何らかの形で勝利に貢献しており、予想外のラッキーボーイも誕生。最高のムードで準決勝、決勝に臨める形になった。
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