2011年3月11日の金曜日、14時46分、東日本で大地震が起きた。高さ10メートルを超える津波が東北地方を襲い、沿岸部は壊滅的な被害を受けた。福島県の東京電力福島第1原子力発電所も大波をかぶり、冷却機能が停止。放射性物質が外部に漏出するなど深刻な事態に陥っている。
都心でも震度5を観測した今回の地震。電車は止まり、当日は都内だけでも10万人を超える「帰宅難民」が発生した。徒歩のほか、自転車を購入して帰る人々も多く目にした。さらに、福島原発をはじめ他の発電所も被害を受けて、電力供給が逼迫(ひっぱく)。14日からは計画とは名ばかりの「計画停電」におびえる日々が続いている。
筆者は川崎市在住。「田園都市線⇔半蔵門線⇔銀座線」で通勤している。その「戦い」は、地震直後からすでに始まっていたのだ。
(時事ドットコム編集部)
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