タイ国際航空は1月1日、世界初の総2階建て超大型旅客機「A380」を日本に就航させた。当初は羽田/バンコク線の導入も含めて模索したが、「効率的なフライト運行と空港側の整備面を考慮した」(川辺巌・日本地区マーケティング部長)ため、成田発着となった。このバンコク便を体験搭乗する機会を得た。(デジタルメディア事業本部・猪狩学)
午後5時半に出発予定のTG677は、定刻よりもやや遅れ、成田空港第1旅客ターミナル南ウイング47番ゲートから滑走路に向かった。離陸準備を終えて、スムーズな加速でふわりと機体が浮かぶと、ほどなくして安定飛行に入った。静かで揺れが少ない。
搭乗したのはエコノミー・クラス。離陸後30分ほど経過すると、飲み物のオーダーを聞かれ、タイビール・シンハで喉の乾きを潤す。微炭酸ですっきりした味わいだ。
機内食は、肉と魚のチョイスから肉を選ぶと、タイカレーが運ばれてきた。タイ米のパサパサした食感と、ピリ辛のやわらかいチキンは相性がよく、美味。「ルーはタイから直送しているから、成田を出発してすぐに現地の味が堪能できます」(同)といい、本場の味だ。
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