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コラム:道なき道を(2012/12/26)
 スポーツ千夜一夜

 9月。マイアミの澄み切った空を見ながら、ブルワーズの青木がぽつりとつぶやいた。
 「パイオニアと呼ばれる人ってすごいですよね。野茂さんとか、イチローさんとか。誰もが通っていない道をこじ開けるわけですから」
 大リーグも終盤にさしかかり、青木は不動の1番として定着していた。それでも、自らのパフォーマンスの不安定さにもがいていた時期。先人の偉大さを改めて感じての言葉だったのかもしれない。

 不思議な縁がある。青木は宮崎県日向市出身。当地は、近鉄バファローズのキャンプ地だった。「僕、子供のときから野茂さんを見ているんですよ。とにかく体が大きかった印象があります」。憧れでもあり、身近にも感じていたプロ野球選手はその後、海を渡った。トルネード投法を武器に並み居る強打者を三振に仕留める姿を何度もテレビで見つめた。
 そして、もう一人。「プロ野球の公式戦を初めて観戦したのは、実はオリックス戦なんです」。早大2年時、友人と一緒に行った東京ドームのグラウンドで光輝いていたイチローを今でも鮮明に覚えているという。

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