会員限定記事会員限定記事

コラム:快投ラッシュ
 スポーツ千夜一夜

ノーヒットノーラン(無安打無得点試合)を達成した広島の前田健太投手(2012/04/06、横浜スタジアム)

 今年のプロ野球は、前半戦だけで2度のノーヒットノーランが記録された。広島の前田健太投手が4月6日のDeNA戦でやってのけ、5月30日には巨人の杉内俊哉投手も達成。楽天戦で九回2死から惜しくも四球を与えてしまったが、完全試合にあと一歩と迫る快投だった。

 セ・リーグのノーヒットノーランは、2006年にガトームソン(ヤクルト)と山本昌(中日)が達成して以来6年ぶり。パ・リーグにいたっては00年のエルビラ(近鉄)を最後に、11年以上もない。低反発の「統一球」を全試合で使うようになった昨年から本塁打の減少が目立っているが、投手と打者の力関係がなお変化していることが改めて浮き彫りとなった。

バックナンバー

新着

会員限定

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ