コラム:オレのダンディズム
 スポーツ千夜一夜

クライマックスシリーズでヤクルトを下して日本シリーズ進出を決め、胴上げされる中日の落合博満監督。今季限りでの退任が発表されてから、チームの結束は明らかに高まった=2011年11月6日、ナゴヤドーム【時事通信社】

 しかし優勝争いが大詰めに入っていた今年9月22日、球団は今季限りでの監督交代を発表した。首位ヤクルトとの大事な4連戦直前のことで、常識外れの球団の行動には批判が集まった。ここからチームは猛烈に追い上げて逆転優勝のゴールを切ったわけだが、選手らの球団に対する怒りがチームの結束を強めたことは間違いない。

 パ・リーグでは9月15日に日本ハムの梨田監督が自ら今季限りの退任を表明し、そこからチームは急失速。オリックスは岡田監督の不用意な一言があった。「ミスばっかりよ。勝ちたないやつがおるってことよ」「まあ、負けるで。このまま」。そう言った10月5日から本当に失速し、最後はクライマックスシリーズ圏外の4位に落ちた。

 野球は監督の采配で拾う星が案外多くないスポーツだとも言われるが、そうとも言い切れない不思議な力を感じさせられたシーズンだった。

(時事通信社運動部次長 冨田 政裕)

バックナンバー

特集

コラム・連載

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ