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コラム:肩の荷を下ろして(2011/10/28)
 スポーツ千夜一夜

 米大リーグにデビューして以来、マリナーズのイチロー外野手の代名詞になっていた「年間200安打」が今年、11年目でついに途切れた。打率も初めて3割を切って2割7分2厘。予想外の低調な成績に終わったが、「なぜか晴れやかですね」と穏やかに答えたという。

 「ようやく(記録に)追われることがなくなったので、ちょっとホッとしています」
思ったほどの寂しさはなかったそうで、その理由については、「難しいとずっと感じてきて、ギリギリのところでやってきた自負があるからでしょう」と表現した。毎年200本もの安打を積み重ねる作業は、想像以上に繊細を極め、誇らしいものだったことがうかがえる。

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