コラム:ヒーローのいる風景
 スポーツ千夜一夜

大相撲の冬巡業で、ちびっ子力士のけいこを見守る大関魁皇(右)(福岡県直方市体育館)【時事通信社】

 大相撲は11月の九州場所が終わると、力士が冬巡業で九州や沖縄を回る。今年は福岡県の直方市で15年ぶりに開催され、故郷に帰った大関魁皇がファンの盛大な歓迎を受けた。
 会場の直方市体育館には超満員の3500人が集まった。魁皇は、実家から自転車で来られる距離とあって「変な緊張感がありますね」と苦笑いだったが、「田舎で巡業をやってもらい、現役で来られたことが一番」。37歳のベテラン大関は歓声の温かさが染みた様子だった。
 直方の人々が魁皇に寄せる思いは強い。同市の後援会によると、本場所中は勝つたびに花火を2発打ち上げる。勝ち越した時は5発、優勝時には10発。魁皇が入幕した場所から花火の儀式はずっと続いているという。現在幕内通算806勝で、歴代1位の千代の富士の807勝も目前。新記録達成時はグレードアップした花火で優勝時と同じ10発を上げて祝福する予定なのだそうだ。

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