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スマホ戦国時代~ウィンドウズフォン登場~

新OS、9月にも発売

 成長を続けるスマートフォン(多機能携帯電話)市場に、新しいOSが誕生した。2011年7月27日、マイクロソフトが「ウィンドウズフォン7.5」を発表、富士通東芝モバイルコミュニケーション製の端末をKDDI(au)から9月にも発売することを明らかにした。

 アップルのiPhone、グーグルのアンドロイドに続くスマートフォンの第3極として注目されるが、既に市場は先行2者が席巻しており、そこに後発OSが割り込むのは簡単なことではない。ただ、後発は後発なりに先行者をじっくり分析することが可能というメリットもある。ユーザーが持っている不満を解消できるだけの技術やアイデアを盛り込めば、追撃は十分に可能だ。

 パソコンOSでは最大のシェアを握るマイクロソフト社が、満を持してスマートフォン市場に登場しただけに、パソコンとの連携やクラウド技術の応用などの部分で、どのような工夫があるのか、既にスマートフォンを利用しているユーザーはもちろん、普通の携帯電話をスマートフォンに替えようか悩んでいるユーザーにも気になるところ。同社も「従来のスマートフォンとはまったく違うアプローチ」(樋口泰行・日本マイクロソフト社長)で開発に臨んだとするだけに、その完成度には期待が高まる。

 まずは、発表で明らかになったウィンドウズフォンの実態と実機の使用感をレポートしよう。(時事ドットコム編集部・武部隆)

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