会員限定記事会員限定記事

【資料】相撲協会暴力禁止規程と処分基準

暴力禁止規程抜粋(1)

 日本相撲協会が2018年12月19日に施行した暴力禁止規程(抜粋)と力士の暴力に対する処分基準(全文)は次の通り。

暴力禁止規程

第1条(目的)

 この規程は、日本相撲協会に所属するすベての協会員が、協会の社会的信頼を確保することを期して、社会的責任を自覚しつつ、常に適正に行動することにより、協会員による暴力の根絶を図り、協会の公益目的の達成に資することを目的とする。

第3条(定義)

 この規程において、「暴力」とは、身体に対し不当な有形力(物理的な攻撃)を加えることをいう。なお、稽古・取組における正当業務行為と認められるものは、暴力に当たらない。

第4条(禁止行為)

(1)稽古中、稽古以外(相撲部屋、協会施設等の内外を問わず、私的な時間を含む。)を問わず、道具を用いて暴力を振るう行為

(2)稽古中、稽古以外を問わず、多数が共同して暴力を振るう行為

(3)稽古中において、正常な稽古・指導の範囲を明らかに逸脱したしごき、制裁その他暴力を振るう行為

(4)稽古中において、握り拳で殴るなど、審判規則禁じ手反則第1条各号に掲げる禁じ手を故意に暴力として用いる行為

(5)稽古以外において、暴力を振るい、または不当に器物を損壊する行為

第5条(懲戒処分)

1 前条各号に掲げる禁止行為を行った協会員に対しては、その内容、程度及び情状に応じて、次の各号に掲げる懲戒処分を行う。ただし、禁止行為を行った年寄に対しては、けん責以外の懲戒処分を行うものとする。

(1)けん責(2)報酬減額(3)出場停止(4)業務停止(5)降格(6)引退勧告(すみやか引退届を提出しない場合は、懲戒解雇とすることができる。)(7)懲戒解雇

2 報酬減額は、他の懲戒処分と併せて行うことができる。

3 禁止行為の内容、程度及び情状に関しては、被害者の傷害の有無・程度、暴力を加えた部位、加害者の地位・資格・番附・階級、被害者との関係、加害者の人数、違反行為の態様、違反行為の回数・反復性、加害者の動機、違反行為の契機・背景、被害者の言動、加害者の事後対応(反省、謝罪、示談・和解の成立等)、刑事処分等の有無・程度等を考慮する。

4 次の各号に掲げる場合は、特に情状を重視して、それぞれ各号に掲げるように懲戒処分を加重、減軽または免除することができる。

(1)前条第1号又は第2号に掲げる禁止行為を行ったときは、情状が重いものとして、懲戒処分を加重することができる。

(2)禁止行為を行った者が、所属する相撲部屋の師匠、一門のコンプライアンス担当年寄、またはこれらに準じる者に自主申告したときは、懲戒処分を減軽または免除することができる。

第6条(解任・解職)

1 禁止行為を行った者が、協会の理事または監事であるときは、理事会の上申を経て、評議員会の決議によって、解任することができる。

2 禁止行為を行った者が、協会の理事長または業務執行理事であるときは、理事会の決議により、解職することができる。

第7条(監督責任等がある者に対する懲戒処分)

1 禁止行為を教唆または幇助した者、禁止行為を行った者を監督すべき立場にあるのに怠ったと認められる者、現場に居合わせるなどして防止・抑制できたのに怠ったと認められる者に対しては、関与の程度及び責任の軽重等に応じて懲戒処分を行うことができる。

新着

会員限定

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ